コロナに敗戦に次ぐ敗戦のイギリスの、暇を持て余した、イギリス外務省が発表した。

「GRUが2020東京オリンピックをサイバー攻撃していた」

報道によって、「GRUのサイバー部隊がサイバー攻撃した」「GRUがサイバー攻撃に関与した」「ロシアのハッカーらが妨害を狙っていた」「オリンピック関係者や関係団体に対してサイバー偵察を実行した」「オリンピック競技大会組織委員会に対するサイバー偵察活動を実施していた」「オリンピックの主催者や物流業者・スポンサー企業を対象に大会運営を妨害する目的でサイバー攻撃を仕掛けた」と、表現が微妙に違う。

コロナに敗戦に次ぐ敗戦のアメリカの、司法省が、示し合わせたように、GRUのサイバー部隊に所属するハッカー6人を起訴したと発表した。

イギリスは、王国である。

イギリスのエスタブリシュメントは、共産主義思想が大嫌いである。

アメリカは、コロニアリズムが先住民を虐殺してつくった国である。

アメリカのエスタブリシュメントは、共産主義思想が大嫌いである。

ロシアのもとソビエトは、共産主義思想がつくった国である。

イギリスとアメリカは、暇にまかせて、ロシアのサイバー攻撃物語をつくっている。

1980年のモスクワオリンピックボイコット騒動を起こしたのは、カーターである。

カーターは、トランプと同じ、キリスト教福音派(ふくいんは)が母体の、白人以外は人間ではないと主張するアメリカの有権者が選挙で選んだ大統領である。

イギリス外務省は、言った。

「イギリスは悪意のあるサイバー活動に対抗するため、今後も同盟国と協力する方針である」

(イギリスのサイバー活動は悪意がないという主張である)

アメリカ司法省は、言った。

「ロシアは、戦略上の利益のために、コンピューターへの不正アクセスを通じて破壊的なマルウエアを使ったり、他の有害な行動を取ったりしている」

(アメリカのコンピューターへの不正アクセスは、破壊的なマルウエアを使ったり有害な行動を取ったりしないという主張である)

イギリスのロシアの2020東京オリンピックサイバー攻撃物語は、田崎史郎が言う世界1礼儀正しい真面目な日本国民のロシア恐怖心を煽ろうとする、北方領土問題(ほっぽうりょうどもんだい)で煮えきらない日本政府の対ロシア態度をはっきりさせようとする、老獪(ろうかい)な戦術の1つである。

ちなみに。

1イギリス外務省は、ロシアの2020東京オリンピックのサイバー攻撃の具体的な内容、実際に成功したかなど一切明らかにしていない。

2アメリカ司法省は、ロシアの2020東京オリンピックのサイバー攻撃について言及していない。

3日本政府は2020東京オリンピックがサイバー攻撃を受けていると公表していない。

 

*サイバー攻撃(さいばーこうげき)=1コンピューターや通信などのネットワークに侵入してデータを盗んだり改ざんしたり壊したりすること。2コンピューターウイルス・スパムの大量送信やネットワークへの不正侵入と破壊。(大規模なものを「サイバーテロ」と言う) *GRU(ぐるー)=ロシア軍参謀本部情報総局/ロシアの情報機関。サイバー攻撃部隊は特別技術中央センターという名称の74455部隊。*ハッカー=ハッキングする人。*ハッキング=コンピューター用語。1コンピューターシステムやネットワークの弱点を見つけて指摘したり、改良すること。略称ハック。2コンピューターシステムやネットワークに侵入して、データの盗用・改ざん・破壊などをすること。(2を特にクラッキングと言うが、現在、専門家以外、一般に、ハッキングとクラッキング、ハッカーとクラッカーは、同じ意味で使われている)*コロニアリスト=植民地主義者。*エスタブリシュメント/エスタブリッシュメント=英語の頭文字は大文字で、支配階級・上流階級。/1イギリスでは王族・貴族・国教会の役員・パブリックスクール出身者・大金持ち。2アメリカではWASP・アイビーリーグ出身者・大金持ち。*WASP(わすぷ)=ホワイト(白人)・アングロサクソン(イギリスの支配民族)・プロテスタント(福音主義キリスト教徒)。*カーター=1924~。アメリカの第39代大統領。*トランプ=アメリカの前大統領。*マルウェア=コンピューターウイルスの1種。*田崎史郎/田﨑史郎(たさきしろう)=恥知らずのコメンテーター。もと時事通信の記者。