ニーグリップパッド貼り付け
【前下がり形状のシート】ポジションが落ち着かない
SV650に暫く乗っていると、ポジションが今ひとつ落ち着かないことに気付く。
下の写真を見て頂くと明白だが、シートが前下がりの形状をしているためだ。
前下がりのシート形状
これにより、走行中に、だんだんと前の方にお尻がずれてしまうのだ。
SV650の各種インプレを見ると、必ずと言って良いほど登場するのが 「足つき性の良さ」 なのだが、同時に、「シート形状問題」 も出てくる。
足付きを優先した結果、シートが薄く、なおかつ、脚の付け根の部分は思い切りシート幅が細く絞り込まれており、結果的にお尻がずれて一番細いところに座ることとなる。
【ニーグリップするも・・・】
それでは不快なので、時々お尻を上げ、後ろの広い快適な場所に座り直すのだが、そのポジションをキープしようとニーグリップでタンクを挟むが、タンクはツルツルでヒザに引っ掛かりがないため、滑ってしまい、結局、同じことの繰り返しとなる。まるで、花粉症の鼻水のようである(笑)
【シート加工する人も・・・】
いわゆるシートの 「あんこ盛り」 を業者に出して形状加工する人もいるほどで、スズキさんには「ハイシート」(厚みを増してヒザ曲がりを軽減するシート)か、「コンフォートシート」(厚みや形状、材質を変更して座り心地を改善したシート)を追加オプションで出して欲しいものだ。
【ニーグリップパッド】ムダに大きいものは要らない
シートの加工・変更をしないならば、市販のニーグリップパッド(タンクパッド、トラクションパッドとも呼ばれる)なる、タンクの滑り止めを貼り付け、ポジションを落ち着かせる方法が一般的だ。
これは本家ストンプグリップが有名。しかし割高で、SV650用はタンク側面をほぼ覆ってしまうほど大きく、気に入らないので却下した。
検証したところ、私が乗車した場合、ヒザが当たる場所はタンク下側部分とタンク下の黒い樹脂カバー部分であるため、大きな滑り止めは不要なのだ。
【中華製で十分】
ネット徘徊して調べたところ。この手の滑り止めはピンキリで、中華製の安価なもので十分だと分かった。気に入ったものは車種専用がなかったため、細い形状の、スズキ「GSX-S1000」 用を購入。全体的に少し大きく、SV650のタンクからはみ出てしまうため、余分を切り取って貼ったのが冒頭写真。形がいびつなのは気にしない(笑)
貼付面を脱脂、両面テープで貼るだけの簡単なものだが、付属のテープは材質が悪く、すぐに剥がれてしまうため、別途、3M製の両面接着シートを貼り付けたところ、強力に接着できた。
タンク下カバーの樹脂部分には、ラフアンドロード製 シャークスキンプロテクションシート を切って貼り付けた。
【効果】
街乗り試走したところ、ニーグリップが劇的に改善され、ストレスはなくなった。
しばらくこのまま使用し、不具合があればまた考えることにする。
とりあえず効果絶大なのは間違いないので記載しておく。
おわり