こんにちは。きてぃです。






平成28年3月30日
妊娠8週3日



昨日の点滴のあとはあんなに調子が良かったのに、昨日の夜から酷いつわりが襲ってくる。



『もう、この苦しみから解放されたい。早く手術をしてもらいたい』



そんなことを思ってしまった。



赤ちゃんのことを考えず、自分が苦しみから解放されることだけを一瞬でも考えてしまった。



私は酷い母親だね。



赤ちゃんはお腹の中にまだいたいのかもしれないのにね・・・




悪阻がなければ前回のように、自然に出てくるのを待つこともできたかもしれない。



その方が身体にはいいのかもしれない。



しかしこのような状況で、あの陣痛のような痛みと、トイレからほとんど出ることができないくらいの激しい出血に、心身共に耐えることができないと思った。



夫にこのことを話すと、夫も手術の日程を早めることに賛成してくれた。



前回の完全流産の時の苦しみを解ってくれていたから、『手術の方がいい』と…



明日病院に行き、この決断を先生に伝え、手術日を相談することにした。



こんな状況に耐えられず、ひかりえさんにLINE。
(彼女には前回の検診の内容も話していた)



するとひかりえさんから電話が掛かってきた。



ひかりえさんは私の為、そして赤ちゃんの為に泣いてくれた。



それがありがたかった。



私も思いっきり泣いた。



『今まで赤ちゃんが元気だと思っていたから、悪阻もなんとか耐え、頑張ることができた』



『でも赤ちゃんが亡くなった今、もう頑張る理由がなくなっちゃった。頑張る意味がわからなくなっちゃった』



『4月16日の手術まで身体がもちそうにないし、自然に出てくるるのも、前回のことを思い出すと、激しい出血と痛みに耐えられそうない』



『私の勝手で手術を早めていいのかな』



そんなことを話していた。



ひかりえさんは優しい声で、



『夫婦2人で決めたこと、それが最善の方法だと思う』



と言ってくれた。




不思議とひかりえさんと話している間は気が紛れたのか、そんなに気分は悪くなかった。



ひかりえさんも当時妊娠中で、私と週数も近く、私の話を聞いて不安にさせてしまったのではないかと、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいだった。



でも話さずにはいられなかった。



ひかりえさんには本当に感謝している。



誰かの為に泣いてくれる友人なんてそんなにいるもんじゃない。



この事があったから、少しだけ落ち着いた。



『ひかりえさん、本当にありがとう』



ひかりえさんとの電話が終わってから急に調子が悪くなってきた。



そして熱が出始めた。



最高で38.6℃。



熱が高いから関節も痛く、脱水も進むが、飲めない。



ポカリをなめたり、ゼリーを数口摂るのが精一杯。



身体が悲鳴を上げていた。
限界だったんよね。



そんな中赤ちゃんに



『こんなママでゴメンね』



と話しかける。



夫婦で出した結論を、我が子に許してもらいたかったのかな…












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