３.１１から３年・・・

おはようございます。きてぃです。

２０１１年３月１１日、東日本大震災が発生しました。

たくさんの方が亡くなりました。今でもたくさんの行方不明者がいます。

あの日から３年の月日が流れました。

私の住む地域はほとんど被害がありませんでした。

何事もなかったかのような日常が流れています。

あの日静岡県にいた私たち夫婦は地震の揺れを体験していません。しかし自宅のある神奈川県に帰ってきて、停電していた寒い部屋の中で、底知れぬ恐怖に襲われたこと。

次の日、近所にあるコストコの駐車場へ続くスロープが倒壊しているのを目撃してしまったこと。

連日テレビで放映される津波の映像・・・

今でも思い出すと怖くてたまりません。

地震後しばらくは、『動悸が起こる』等、体調のすぐれない日々が続きました。医者は『地震によるストレスだろう』と言っていました。

そして職場の施設には、福島県の原発付近の町に住んでいたお年寄りが避難してきました。

このお年寄りは原発事故のことも知らず、なぜここ（東京）にいるのかもわかっていないようです。『病院に入院している』と思っているようです。

このお年寄りが時々言います。

『福島に帰りたい・・・』と。

除染作業が続くこの方の故郷である町に帰ることは、高齢であることと、体の状態からすると厳しいかもしれません。この方の奥さまは、福島県内の仮設住宅で夫婦離れ離れの生活を送っています。

この震災がなければ夫婦一緒にいられたのに・・・

今、私たちは、美味しいものを食べ、温かい布団で寝られる・・・

当たり前のような日常を過ごしています。

そして、嬉しいこと・楽しいこと・・・時には辛いこと・悲しいこと、涙を流すこともあります。

それもすべては、

『生きている証』

なのかもしれません。

昨日の記事と重なるかもしれませんが、

『生きている』こと、『当たり前の日常を送ることができる』ことに感謝するとともに、あの日生きたくても生きることができなかったたくさんの大切な命のご冥福を祈り、この

『３．１１』

という日を忘れないようにしようと思います。