「銀座8丁目 資生堂ギャラリーで出会った美と母の記憶」
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銀座8丁目、資生堂ビルの地下。1919年から続く日本最古の画廊「資生堂ギャラリー」を訪れました。
平日にもかかわらず、会場には熱心に展示を見つめ、大切に写真を撮っている人たちの姿があり、この場所が今も多くの人を惹きつけていることを肌で感じました。
開催中の『うたう仲條 おどる仲條』展は、エネルギッシュで遊び心が満載……。そんなワクワクするような世界が地下の空間に広がっています。私にとって、今回の訪問はとても不思議な巡り合わせとなりました。
壁一面に並ぶ『花椿』のバックナンバー。それを見た瞬間、かつて母が家で大切に読んでいた、あの頃の日常の記憶が蘇って……
「少し体調がよくないみたい」と一緒に病院へ行って。突然告げられた、長くてあと10日という言葉。信じられないまま、あまりにも急ぎ足で旅立ってしまった母。
今でも心の奥に、あのチクッと痛む感覚が残っていて…… 貴重な雑誌を実際に手に取れるコーナーがあり、私は椅子に座って、しばらくの間ずっと母が愛したページをめくっていました。
痛みは消えるわけではないけれど、あたたかな懐かしさに包まれて、心が安らいでいくのを感じました。ギャラリーの方が手渡してくださった一冊の『花椿』。
その温かな心遣いに、この場所が愛される理由を再確認しました。資生堂ギャラリー、さらに資生堂パーラー……
資生堂が守り続けてきたのは、単なる歴史や美しさだけではなく、そこを訪れる人々を一日中温かく包み込んでくれる優しさ。その温もりに、改めて気づかされた一日となりました。



