醤油を飲んだ行為は事実だが、量が飲めずに現実からの逃避はできないまま。
冷え込む車内で過ごし、灯りが車内まで届く駐車場を4回移動しながら暖房を繰り返していた。
普段から眠れないので睡魔が訪れることもなく、気分が悪いのはいつもと変わらない自分がいた。
現実ってこんなものなのか。。。
必死で逃避しようとあがいても、なかなか存在を消すことができない。
胃が縮んだせいで沢山の飲食ができない事実を忘れていたこと。
途中で電話がなったり、電話をかけたりと間があいたので余計胃の状態が脳に満腹指令が伝わってしまったようだ。
情けない・・・
怒りが空回りし始める。
自分に向けても、邪魔をされたことも、せっかく有言実行して逃避できると思っていたのに有言未遂で終わってしまうことに・・・。
冷え込みが忍び込んできて目を開けた。
3時前だった・・・家人が出てくる気配もない。
夏ならこのまま明るくなるのを車内で見届けることになるだろうが、寒かった。
この寒さの感覚があることに腹が立った。
何も感じなければ、もう少ししたら胃にまた入れることもできるだろうに。。。
荷物をひとまとめにして車から降りる。
鍵を開けて家に入る。
不思議と犬が鳴かない。いつもなら「おかえり~」鳴きがあるのだが、犬も不思議に思い寝ぼけているのかもしれない。なんて思って部屋に入っていく。
家人は居間で寝ていた。起きる気配はない。
買物してきたものを冷蔵庫にしまいしゃがみこんだ。
怒りは沈んでいた。
その代わり切なさが私を覆う
自己嫌悪で・・・・情けなくて・・・無茶苦茶な自分に歯止めが効かなくなることが・・・
それで何も好転することはないのに。
身じろぎひとつしない家人の背中をぼぉ~と見ていた。
やっぱり怒っているだろうなぁ。
心配させられたことに腹が立っているだろうなぁ。
(心配かけただろうことはわかるから・・・)
私が壊れて使い勝手がどんどん悪くなってくることに苛立ちを感じているだろう。
しかし、私の気持ちは分からないのだろう。
狂言でもない。本当に死んでしまいたかったのだ。
これまで私は努力したつもりだ。 生きることに。
常に誰かのために。喜ばれそうなことや支援できそうなことを想い、
そのために努力した。
しかし・・・
それは「努力」とはみなされず「当たり前」で無視されるか、「迷惑」と捉えられ邪魔だとみなされた。
意味のない努力。意味のなかった生きがい。生活・・・意味のない命
なぜ消えてしまうことも許されないのか・・・
誰か教えて・・・・どうしていけない?
教えて・・・未来とやらを示してみせて。
こんなはずじゃない・・・こんなはずじゃなかったのに・・・・と思っていた。
きっと背を向けたままの家人も思っているだろう・・・「こんなはずじゃなかったのに」 と。
お風呂のスイッチをいれた。
背を向けたままの家人に声をかけた。
「来たよ。家に。一応。」
身動きも返事もない。もう一度繰り返した
「来たよ。家に。ここに。」
すると 家人がもぞもぞ動いた。
「よう来たな!」
一声。 それきり何もない。
怒っているのか。拗ねているのか。無感情なのか。そのまま無言なのは反射的な寝言なのかもしれない。
私は背を向けたままの家人の横に添い寝をした。
そして 独り言をつぶやいていた。家人の暖かい体に手をまわして。
私は不要な残骸物?
何故離れず別れないままいるの?
あなたは「十字架を背負わせる気か?」 って言ったことがあったが、
私の十字架なんかすぐ重さを感じなくなるよ。
あなたは忘却が得意じゃないの。
私の狂気に振り回されて、もう腹立ちしかないでしょ?
私が居なくなった方が気楽になるよ。
私からの理不尽な怒りをぶつけられることもなくなるよ。
私から離れたほうがあなたは楽になるよ。
別れたら楽になるよ。
私は壊れた家政婦ロボット。
家政婦ロボットの代わりは、他に何人もいるでしょう。
私は消えたいのだから。
私は死にたいのだから。
私の苦しさ、寂しさ、虚しさは誰にもわからない。
あなたが悪いのではない。
病気と闘って消耗していく自分をじっと見つめる別の自分がいる。
まだ、あがいて生きているのか?と
まだ、その意味のない命にすがり付いているのか?と
自分を蔑んだ目で見つめる自分がニヤリと笑う恐怖・・・わかる人はいないだろう。
もし、私が死んだ後、人は眉を寄せて言うのだろう。
「死ぬくらいのことがあったなら話してくれたらよかったのに」と。
社交辞令で。
「死ぬ気なら何でもできただろう」と。
その『気』が削ぎ落とされ、病魔にからめ取られた自分の情けない姿を自覚して
虚しさと苦しみと闘っていたことを知ることもなく。
話しても理解できないだろうに。
理解しようともしないだろうに。
口ばかり・・・過ぎたことに、目の前のことに対して、偽善で格好ばかり。
聞こうともしない人に 私の苦しみがわかるはずがない。
お風呂が湧いたことを知らせる音がした。
家人からそっと手を離した。身じろぎしない家人をそのまま残し、灯りを消した。
お風呂に浸かり冷えた体が暖まってくると、涙も溶け出したように流れてくる。
情けない自分に涙が止まらなかった。
兄は充電切れだとは気がついているだろう。
こんな時間にメールしたら余計驚かすに違いない。
朝、陽が昇ってからにしよう。
お風呂から出てそのまま2階にあがった。
4:00前だった。目覚ましを6時半にセットした。
布団にはいるが眠れない。
電気をつけたまま ぼぉーとしていた。
明日 私はどうなっているのだろう・・・・涙が目からあふれ耳を塗らす。
布団にもぐりこんだ。
求職活動しなければいけない。
年賀状のデザインを考えないといけない。
もう年末になる・・・大掃除しないといけない。
例年 家人は「する」といいながら「まともにしたことがない」
壊れた家政婦ロボットは、壊れてネジが外れガタガタキィキィいいながらも動かずにはいられないのだろう。
そう 遺言を書かないと!相続も書いて残しておかないと!
頭のなかで思考がぐるぐる回り始めた。
もう一度、挑戦しよう。 醤油飲み。 間を置かないことと睡眠導入剤を飲むことを今回の失敗で学んだ。
ふと気がつくと 目覚ましのアラームが鳴っていた。2時間くらいは浅い睡眠があったようだ。
カーテンを開けた。
そこへ家人が2階へ上がってくる足音が聞えた。
そして、初めて私の存在を確認したようだ。
「あぁ~いた。よかった。」
そして、家人はそれ以上何も言わず、1階に降りて行った。
なぜか 私は生きている。
意味が感じられない命を抱え。
死にたかったのに。あんなにも願ったのに。
陽が昇って一日が始まる。
時はいつも同じ速さで流れている。
私の悲しみ、寂しさ、苦しみも積み上げられていく。
もうその重みで、私は砂に埋まって息ができそうにないくらい、埋まっているのに。。。
壊れかけた いや壊れてしまっている心から破片がばらばらと散っていく・・・
時の流れへの逆らい方がわからない・・・
命の時の刻みに逆らうことができないまま。。。
私は1階へ降りて行った。家人の朝の準備のために・・・・
冷え込む車内で過ごし、灯りが車内まで届く駐車場を4回移動しながら暖房を繰り返していた。
普段から眠れないので睡魔が訪れることもなく、気分が悪いのはいつもと変わらない自分がいた。
現実ってこんなものなのか。。。
必死で逃避しようとあがいても、なかなか存在を消すことができない。
胃が縮んだせいで沢山の飲食ができない事実を忘れていたこと。
途中で電話がなったり、電話をかけたりと間があいたので余計胃の状態が脳に満腹指令が伝わってしまったようだ。
情けない・・・
怒りが空回りし始める。
自分に向けても、邪魔をされたことも、せっかく有言実行して逃避できると思っていたのに有言未遂で終わってしまうことに・・・。
冷え込みが忍び込んできて目を開けた。
3時前だった・・・家人が出てくる気配もない。
夏ならこのまま明るくなるのを車内で見届けることになるだろうが、寒かった。
この寒さの感覚があることに腹が立った。
何も感じなければ、もう少ししたら胃にまた入れることもできるだろうに。。。
荷物をひとまとめにして車から降りる。
鍵を開けて家に入る。
不思議と犬が鳴かない。いつもなら「おかえり~」鳴きがあるのだが、犬も不思議に思い寝ぼけているのかもしれない。なんて思って部屋に入っていく。
家人は居間で寝ていた。起きる気配はない。
買物してきたものを冷蔵庫にしまいしゃがみこんだ。
怒りは沈んでいた。
その代わり切なさが私を覆う
自己嫌悪で・・・・情けなくて・・・無茶苦茶な自分に歯止めが効かなくなることが・・・
それで何も好転することはないのに。
身じろぎひとつしない家人の背中をぼぉ~と見ていた。
やっぱり怒っているだろうなぁ。
心配させられたことに腹が立っているだろうなぁ。
(心配かけただろうことはわかるから・・・)
私が壊れて使い勝手がどんどん悪くなってくることに苛立ちを感じているだろう。
しかし、私の気持ちは分からないのだろう。
狂言でもない。本当に死んでしまいたかったのだ。
これまで私は努力したつもりだ。 生きることに。
常に誰かのために。喜ばれそうなことや支援できそうなことを想い、
そのために努力した。
しかし・・・
それは「努力」とはみなされず「当たり前」で無視されるか、「迷惑」と捉えられ邪魔だとみなされた。
意味のない努力。意味のなかった生きがい。生活・・・意味のない命
なぜ消えてしまうことも許されないのか・・・
誰か教えて・・・・どうしていけない?
教えて・・・未来とやらを示してみせて。
こんなはずじゃない・・・こんなはずじゃなかったのに・・・・と思っていた。
きっと背を向けたままの家人も思っているだろう・・・「こんなはずじゃなかったのに」 と。
お風呂のスイッチをいれた。
背を向けたままの家人に声をかけた。
「来たよ。家に。一応。」
身動きも返事もない。もう一度繰り返した
「来たよ。家に。ここに。」
すると 家人がもぞもぞ動いた。
「よう来たな!」
一声。 それきり何もない。
怒っているのか。拗ねているのか。無感情なのか。そのまま無言なのは反射的な寝言なのかもしれない。
私は背を向けたままの家人の横に添い寝をした。
そして 独り言をつぶやいていた。家人の暖かい体に手をまわして。
私は不要な残骸物?
何故離れず別れないままいるの?
あなたは「十字架を背負わせる気か?」 って言ったことがあったが、
私の十字架なんかすぐ重さを感じなくなるよ。
あなたは忘却が得意じゃないの。
私の狂気に振り回されて、もう腹立ちしかないでしょ?
私が居なくなった方が気楽になるよ。
私からの理不尽な怒りをぶつけられることもなくなるよ。
私から離れたほうがあなたは楽になるよ。
別れたら楽になるよ。
私は壊れた家政婦ロボット。
家政婦ロボットの代わりは、他に何人もいるでしょう。
私は消えたいのだから。
私は死にたいのだから。
私の苦しさ、寂しさ、虚しさは誰にもわからない。
あなたが悪いのではない。
病気と闘って消耗していく自分をじっと見つめる別の自分がいる。
まだ、あがいて生きているのか?と
まだ、その意味のない命にすがり付いているのか?と
自分を蔑んだ目で見つめる自分がニヤリと笑う恐怖・・・わかる人はいないだろう。
もし、私が死んだ後、人は眉を寄せて言うのだろう。
「死ぬくらいのことがあったなら話してくれたらよかったのに」と。
社交辞令で。
「死ぬ気なら何でもできただろう」と。
その『気』が削ぎ落とされ、病魔にからめ取られた自分の情けない姿を自覚して
虚しさと苦しみと闘っていたことを知ることもなく。
話しても理解できないだろうに。
理解しようともしないだろうに。
口ばかり・・・過ぎたことに、目の前のことに対して、偽善で格好ばかり。
聞こうともしない人に 私の苦しみがわかるはずがない。
お風呂が湧いたことを知らせる音がした。
家人からそっと手を離した。身じろぎしない家人をそのまま残し、灯りを消した。
お風呂に浸かり冷えた体が暖まってくると、涙も溶け出したように流れてくる。
情けない自分に涙が止まらなかった。
兄は充電切れだとは気がついているだろう。
こんな時間にメールしたら余計驚かすに違いない。
朝、陽が昇ってからにしよう。
お風呂から出てそのまま2階にあがった。
4:00前だった。目覚ましを6時半にセットした。
布団にはいるが眠れない。
電気をつけたまま ぼぉーとしていた。
明日 私はどうなっているのだろう・・・・涙が目からあふれ耳を塗らす。
布団にもぐりこんだ。
求職活動しなければいけない。
年賀状のデザインを考えないといけない。
もう年末になる・・・大掃除しないといけない。
例年 家人は「する」といいながら「まともにしたことがない」
壊れた家政婦ロボットは、壊れてネジが外れガタガタキィキィいいながらも動かずにはいられないのだろう。
そう 遺言を書かないと!相続も書いて残しておかないと!
頭のなかで思考がぐるぐる回り始めた。
もう一度、挑戦しよう。 醤油飲み。 間を置かないことと睡眠導入剤を飲むことを今回の失敗で学んだ。
ふと気がつくと 目覚ましのアラームが鳴っていた。2時間くらいは浅い睡眠があったようだ。
カーテンを開けた。
そこへ家人が2階へ上がってくる足音が聞えた。
そして、初めて私の存在を確認したようだ。
「あぁ~いた。よかった。」
そして、家人はそれ以上何も言わず、1階に降りて行った。
なぜか 私は生きている。
意味が感じられない命を抱え。
死にたかったのに。あんなにも願ったのに。
陽が昇って一日が始まる。
時はいつも同じ速さで流れている。
私の悲しみ、寂しさ、苦しみも積み上げられていく。
もうその重みで、私は砂に埋まって息ができそうにないくらい、埋まっているのに。。。
壊れかけた いや壊れてしまっている心から破片がばらばらと散っていく・・・
時の流れへの逆らい方がわからない・・・
命の時の刻みに逆らうことができないまま。。。
私は1階へ降りて行った。家人の朝の準備のために・・・・