1975年のレコード大賞は、本命のヤン・ミミではなく、ティナ・ジョンが受賞した。 


ビクトリー・レコードの社長イ・ソンチュンの陰謀であることを知った明音レコードの社長イ・ヨンジュンは、抗議に行ったが逆にソンチュンに撲殺され、事故死に偽装される。


10年後、ヨンジュンの妻ミョンジャは、息子ソンジェを連れて、妻を亡くしたソンチュンと結婚する。


ソンチュンには、長男ミンチョル、妹ミンジという二人の子供がいた。 


ある年のクリスマス、ソンジェは、ソンチュンに連れられて児童養護施設「天使の家」に慰問に出かけ、姉妹同様のヨンスとセナに出会う。 


月日は流れ、1995年、施設を出ることになったヨンスは、誕生日(クリスマス)にソウルタワーで会おうとセナと約束を交わす。


その約束の日、施設を脱走したセナはソウルタワーでヨンスを待つが、ヨンスは交通事故に遭って病院に担ぎ込まれていた。


食堂で働きながら美大に通っていたヨンスは、歌手希望のセナを探すため、ビクトリー・レコードが経営するショップで働くことにした。


セナと別れて5年の歳月がたっていた。


そして、今はビクトリー・レコードの企画室長となっているミンチョルと出会う。