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複業サラリーマンやましーです。
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書籍タイトル:スティーブ・ジョブズの流儀
著者:リーアンダー ケイニー
書籍種類:単行本
◆おび情報:
ビジネスとは、生きざまの証明。世界を変えられると本気で信じる人間こそが本当に世界を変える―。愚直なまでにおのれの信念を貫く男の素顔を、アップルコンピュータを12年以上にわたり追いつづけてきた著者が圧倒的な取材力で描き出す。
◆書籍の内容:
「個性こそ最強の戦略」。世界を熱狂させるビジネスの創造主たちは、見る者にそう思わせる迫力がある。自分を自分たらしめる絶対価値を「個性」と呼ぶのなら、個性を極限までつきつめていったところにこそ、最強の戦略がある。世界で最も卓越した形で、自らの個性を戦略へと高めた人物――それがスティーブ・ジョブズだ。
完璧主義者、エリート主義者、気分屋、偏執狂。「ジョブズは狂人と紙一重」と眉をひそめる向きもある。しかしそうした印象にとらわれていては、スティーブ・ジョブズの底力を読み誤る。
ジョブズは、自らの関心事や個性に正直なまま、妥協なき芸術性とすぐれたビジネス手腕とを融合させた独自の経営を行っている。他者とは一線を画す自らの個性を、キャリア上の強みに転じたのだ。
たとえばデザイン。
使いやすさ、シンプルさ。それが、アップル製品のコアメッセージだ。だがそれは、見た目をスマートにすればよいというような安直な問題ではない。いかに使いやすくするかという機能面をとことん極めてはじめて、あの独特のデザインが生まれる。ジョブズは言う。「デザインとは見た目のことだと思っている人がいる。だがデザインとは、何よりも機能そのものだ」。
ジョブズの感性が、アップル社に工業デザインへの執着をもたらす。何から何までコントロールしなければ気がすまないその性格が、シームレスなユーザー体験へのこだわりを生む。すべてが完璧でなければ納得できないその頑迷さが、世界有数のクリエイティブな協力者と生産的な関係を結んだ規律ある企業風土をはぐくむのだ。
本書は、ジョブズとアップル社を12年以上にわたって追いつづけてきた著者が、ジョブズの事業哲学を詳細に分析した一冊だ。ジョブズ本人に限らず、その周辺の人たちに至るまでさまざまな角度から取材・資料収集し、無数の「点」をつないでいった先に、偏見から解放されたジョブズ像、アップル像が映し出される。
そこにあるのは、完璧主義ではなく、卓越性の追求だ。声を荒げた罵倒ではなく、宇宙をへこませたいとの情熱だ。ページを繰りながら読み手が目にするのは、手のつけられない独裁者ではなく、愚直なまでにおのれの信念を貫くひとりの男である。
「私は毎朝鏡を見て、自分にこう問いかけてきた。『もし今日が人生最後の日だとしたら、今日やる予定のことを私は本当にやりたいだろうか?』。それに対する答えがノーの日が何日も続いたら、そろそろ何かを変える必要がある」。膵臓癌を克服した2005年、スティーブ・ジョブズがスタンフォード大学の卒業式で行ったスピーチの一節だ。
その言葉にかくも忠実に生きている人物は、そういないだろう。
みずからの個性を事業哲学にまで高めた男がここにいる。
本書はその経緯を追う。
(「BOOK」データベースより)
◆書籍レビュー:
おもしろいことをやらかす組織には、おもしろいリーダーがいる
以前から、アップルコンピュータという企業に妙にそそられてきた。
市場シェアではWindowsにかなわないのに、Macを愛してやまない数多くのファンを抱える。
PCといえば冴えないベージュの筐体が一般的だった時代に、スケルトンのiMacを投入することでPCにデザイン性を持ち込んだ。
iPodとiTunesミュージックストアを引っさげて音楽業界に乗り込み、「音楽をダウンロードして聴く」というスタイルを定着させた。
1998年に手がけた「Think different.」キャンペーン、iPod発売時に話題となったシルエット広告など、斬新なマーケティング戦略で実に巧妙に世間の耳目を集めた。
とにかく「今度は何をやってくれるのだろう」と期待せずにはいられない。アップル社には、ビックリ箱を開けるときのような高揚感と魅力がある。
アップル社が世界に向けて放つクリエイティビティの源(地震の震源地と言ったほうがいいかもしれない)をたどっていくと、同社のCEOであるスティーブ・ジョブズに行きつく。その生い立ちや人となりについては、もちろんこれまでにも数多くのメディアでさんざん書き立てられてきた。
けれども、そうした人物評の多くは「ジョブズは天才でエキセントリックで変人です。以上」という感じで、どことなく物足りなさを感じてきたのも事実だ。私が知りたいのはそんなことじゃなく、たとえば――
「なんであんなデザインを思いついちゃうわけ?」
「どうやったらそんな革新的な製品を生み出せるんだろう?」
「わがままな(たぶん)世界一流のクリエイターたちをどうやって率いているのか?」
「あのマーケティング戦略はだれがどうやって仕掛けたんだろう?」
「あそこまで瀕死の状態だった組織をどうやって立て直したの?」
要するに、もっと自分自身の問題や課題の解決につながるヒントのようなものを、ジョブズから引き出したいのだ。
そんな折に出合ったのが、Inside Steve's Brain(邦題『スティーブ・ジョブズの流儀』)という本。著者は12年以上もアップル社を追いかけつづけているジャーナリストだ。ジョブズの人物評伝的エッセンスを縦糸に、アップル社やピクサー社を題材にしたビジネス書的エッセンスを横糸にして巧みに編まれた本書には、私が長年抱いてきたあんな疑問やこんな疑問に対する答えが詰まっている。
Macファンじゃなくても、iPodを持っていなくても、アップル社とは似ても似つかない業界にいても、スティーブ・ジョブズと彼が率いる組織からはたくさんのことが学べる。
ついでに、利かん気の強い子どもがそのまま大人になったようなジョブズの言動は、見ていて最高におもしろい。それに振り回されるスタッフには同情したいところだが、驚くことに彼ら自身が、ジョブズとともに仕事することに大きなやりがいを感じているという。たとえジョブズから「くそ」だの「大バカ」だのと罵られても、だ。ちなみに、アップル社で「役立たず」といえば、次のような人物を指す。
やく-たたず【役立たず】
あまり頭が切れないうえに、不可能なもの(たとえば、どんな音楽もクリック3回以内で聴けるプレーヤー)をつくれとくり返し要求され、解決案を示すと「くそ」呼ばわりされることに耐えられるだけの精神的強さがない者のこと。
いろいろな意味で、こんな組織めったにない。
それでも組織が空中分解せずに革新的でありつづけるのは、ジョブズの異常なまでの情熱が、まわりの社員から最高のパフォーマンスを引き出しているからなのだろう。
ファッションやライフスタイルで自分のパーソナリティを主張するように、仕事を通じて自分の個性を主張したいと思う人には、ジョブズは格好のお手本だ。アップル社の大きな成功(と、時々やらかす失敗)をケーススタディにして、私たちは思う存分学ばせていただくとしよう。
(提供元:sjbrain.blog68.fc2.com/blog-category-8.html)
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