今日はいろいろともやもやとしたこともあり、ちょっと自分の好きなものだけを考えたいな、と思った次第。

 

私は興福寺の阿修羅像が好きなのだけど、

↓これ

 

この、手足の長い、少年っぽい華奢な体つき。

足元は、こんな粗末な履物。しかも立っているのは砂地という不安定さ。

 

↓阿修羅の足元

 

他の興福寺八部衆はちゃんと靴をはいて、普通の地べたに立ってるというのに。。。

↓(参考)興福寺八部衆の皆さん

 

 

しかも、阿修羅だけ天界に上ることを許されていない!

 

なんてこった!

 

一人だけ天界にも住めず、質素な履物で不安定な砂地に立つ。

なんで?

なんで、そんな境遇なの!?

 

そういう不遇が女心をグワシっっと掴むのだ。

しかも「戦闘神」。

戦いの神様なのだ。

ひゃーーーかっこいい!

 

ゆづがSEIMEI様になる2015年まで、私はこの阿修羅とゆづを重ね合わせて見てきた。

なぜなら、どっちも好きだからwwwww

長く華奢な手足。

少年のような面影。

そして、次々と直面する困難。

不遇ならば、不遇だからこそ、内には燃えたぎる闘争心。 いな、この場合、闘争「神」!

天をめざし、あがく、あくなき向上心!

 

 

。。。まるで阿修羅。

阿修羅そのものだ。

 

私がはまったきっかけの2012世界選手権のFPは、まさに阿修羅だった。

 

今はすっかりSEIMEI様。。。

。。。ん?

。。。だよねえ?

しばらく阿修羅になってないよねえ?

 

、、、で、

おととい、8月8日にテンくんの追悼番組がロシアで放映されたみたい。。。

ヤグディンさんインスタ - テンくんの追悼番組予告動画

 

そっか。。。

はやいな。。。

あれから半月くらい経ったのか。。。

 

、と、ぼーっ、と思ってたら、

 

あ!

そうだ!

カザフは阿修羅と関係が深いんだった!

 

と、急に思い出した次第。

 

阿修羅はもともと古代インドのバラモン教のご出身。

もう、かれこれ、紀元前1000年以上も前じゃないかな。

そっから、イランとかのあの辺に旅をして、ゾロアスター教の神様になったりして。

カザフとか、ウズべとか、アフガニスタンとか、あの辺の国々はゾロアスター教が広く幅を利かせていたそうな。

それが、ゴタゴタがあって再びインドに戻ってきたんだけど、戻ってきたらインドじゃ「悪者」扱いさ。

そのインドから中国に渡り、仏教に入れてもらって、でも、そこでも、

天界と人間界のはざまにしか住めない「戦闘神」。

 

そして奈良時代の日本に渡り、現在にいたる。

 

天平の甍の日本で、あんな少年のような仏像になっておさまっている「戦闘神」は、

千年をかけて、広いアジアを、インドとかペルシャとか中央アジアのカザフとか放浪してたんだ。

 

↑敦煌莫高窟の阿修羅ですと!「敦煌」という字に萌え!

 

 

 

なんてドラマチックな神様なのだろう!

こんな人間臭い神様、他にいるかな。。。

 

なので阿修羅は特別。

ゆづも特別。

 

以上、長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。