今日はいろいろともやもやとしたこともあり、ちょっと自分の好きなものだけを考えたいな、と思った次第。
私は興福寺の阿修羅像が好きなのだけど、
↓これ
この、手足の長い、少年っぽい華奢な体つき。
足元は、こんな粗末な履物。しかも立っているのは砂地という不安定さ。
↓阿修羅の足元
他の興福寺八部衆はちゃんと靴をはいて、普通の地べたに立ってるというのに。。。
↓(参考)興福寺八部衆の皆さん
美しい日本の仏像@j_butsuzo【奈良・興福寺/八部衆立像(734年)】三面六臂の阿修羅像が有名だが、全員で8体。現在は国宝館に収蔵されている。古代インドの神話伝承に起源するこれらの像は、名前も諸説あり、確定はしていない。 https://t.co/TnEIMebQ8t
2018年08月04日 21:01
しかも、阿修羅だけ天界に上ることを許されていない!
なんてこった!
一人だけ天界にも住めず、質素な履物で不安定な砂地に立つ。
なんで?
なんで、そんな境遇なの!?
そういう不遇が女心をグワシっっと掴むのだ。
しかも「戦闘神」。
戦いの神様なのだ。
ひゃーーーかっこいい!
ゆづがSEIMEI様になる2015年まで、私はこの阿修羅とゆづを重ね合わせて見てきた。
なぜなら、どっちも好きだからwwwww
長く華奢な手足。
少年のような面影。
そして、次々と直面する困難。
不遇ならば、不遇だからこそ、内には燃えたぎる闘争心。 いな、この場合、闘争「神」!
天をめざし、あがく、あくなき向上心!
。。。まるで阿修羅。
阿修羅そのものだ。
私がはまったきっかけの2012世界選手権のFPは、まさに阿修羅だった。
今はすっかりSEIMEI様。。。
。。。ん?
。。。だよねえ?
しばらく阿修羅になってないよねえ?
、、、で、
おととい、8月8日にテンくんの追悼番組がロシアで放映されたみたい。。。
そっか。。。
はやいな。。。
あれから半月くらい経ったのか。。。
、と、ぼーっ、と思ってたら、
あ!
そうだ!
カザフは阿修羅と関係が深いんだった!
と、急に思い出した次第。
阿修羅はもともと古代インドのバラモン教のご出身。
もう、かれこれ、紀元前1000年以上も前じゃないかな。
そっから、イランとかのあの辺に旅をして、ゾロアスター教の神様になったりして。
カザフとか、ウズべとか、アフガニスタンとか、あの辺の国々はゾロアスター教が広く幅を利かせていたそうな。
それが、ゴタゴタがあって再びインドに戻ってきたんだけど、戻ってきたらインドじゃ「悪者」扱いさ。
そのインドから中国に渡り、仏教に入れてもらって、でも、そこでも、
天界と人間界のはざまにしか住めない「戦闘神」。
そして奈良時代の日本に渡り、現在にいたる。
天平の甍の日本で、あんな少年のような仏像になっておさまっている「戦闘神」は、
千年をかけて、広いアジアを、インドとかペルシャとか中央アジアのカザフとか放浪してたんだ。
↑敦煌莫高窟の阿修羅ですと!「敦煌」という字に萌え!
なんてドラマチックな神様なのだろう!
こんな人間臭い神様、他にいるかな。。。
なので阿修羅は特別。
ゆづも特別。
以上、長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。