お墓が綺麗な方を心から羨ましく思う | 三遊亭朝橘のどぶろぐ

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ドロッと濁った酸っぱいブログ(密造)

まだ頭の痒みが取れない感じ。



詳しくは前投稿参照。



ちょっと洗髪さぼるとシャンプーが泡立たないのだ。



二度洗いせねば。



例えに定評を求めない男です。



 



3月20日は圓橘一門で大師匠、五代目円楽師のお墓参りに。



大師匠亡くなって初めてのお彼岸だし。



前日仕事で一緒だった楽之介師匠に



お墓参りの事を話したら楽之介師匠も



待ち合わせ場所の竹ノ塚駅にいらした。



小圓朝兄さんの車にて駅から移動。



私が入門した時は大師匠は中野在住だったけど



前は竹ノ塚だったそうだ。



大師匠の直弟子の先輩方は折に触れて



弟子部屋の話をなさる。



それだけ色々な思い出があるのだと思う。



うちの師匠と楽之介師匠はその弟子部屋に



一緒に住んでた頃もあるらしい。



怖かったんだろうなあ、昔のうちの師匠…。



 



易行院というお寺に大師匠のお墓はある。



立派なお墓だった。



「円楽之墓」とだけ彫られた墓石、大師匠らしい



大きなお墓。とても綺麗で立派だった。



 



いい日和の中、せっせと掃除する。



線香に火をつけようとしたのだが中々うまくいかない。



そういやうちの父親がいつもこれやってたっけ。



ガキの頃はこういうのは大人の男の仕事なんだと思ってた。



自分もやる歳になったか…。



しかしうまくいかない。まだまだ自分はおこちゃまのようで。



師匠から順番に手を合わせ、ご挨拶させて頂く。



自分が一番最後。しかし寄ってたかって線香を上げたため



私が上げる時には線香山盛りになっていた(横に置くタイプ)。



あんなに上げなくても。



 



日差しに目を細めながらうちの師匠が感慨深げに



お墓を見上げる。



師匠が写真を撮りたいと言い出した。



結構そういうの好きだよね、師匠。



師匠の携帯でお墓をバックに師匠の写真を、



その後小圓朝兄さんのカメラで全員集合して一枚。



ホント何でも持ってる兄さんだなあ…。



車もキャンピングカーだしなあ…。すげえなあ。



きつつき兄さんも言ってたけど、子供にとって



キャンピングカーとか猛烈に興奮するだろうなあ。



動く秘密基地ですよ。要塞ですよ。



あれで子供の送迎とかはきつそうだけど。



そういや私の父親もキャンピングカー欲しがってたなあ。



 



いいお天気だった。お寺の佇まいは昔から好き。



寺とか神社とかの雰囲気が心地よいのだ。



静謐な空気が好き。四季折々の花が咲くのが好き。



その日は桃の花が咲いていた。木蓮も。



実家の菩提寺は梅の花の名所があるんだっけ。



 



やけに自分の故郷の事やらなにやら思い出す。



この商売は親の死に目に会えないわけで



だから行ける時はなるべくお墓参りしなきゃとか



思うんだけど、なかなか行けない。



ご先祖様には心から申し訳なく思う。



長男なのに。世が世なら勘当もんですよ。



 



大師匠のお墓は綺麗だった。生前のご苦労の賜物だと思う。



別に良い石使ってるとか、大きいとかそういうのは



ホントどうでもよくて、



いつも綺麗にしてもらってるお墓の主になりたいと思う。



それこそが自分の生きてきた証なのだから。



 



大師匠のお宅の跡地は「若竹ハイツ」になっていた。



こちらの若竹は安泰そうだった。