吃音症の50歳 男性です。

 

私、幼少から吃音でした。

もちろん人前での発表なんで大嫌い!

嫌で嫌で大変でした。もちろん今でも、、、

 

 

そんな私ですが、

なぜか就職したのが製薬メーカーの営業でした。

そう「MR」っていうやつです。

 

医者と話すのが仕事です。

医療機関などでの説明会もあります。

 

なぜ、MRになったかはあまり覚えていないのです。

つまり、何も考えず就職してしまった。

 

そこそこのメーカーだったのですが、

そこで内定をもらったことが嬉しくて、それだけで決めてしまったような・・・

 

 

今から思えば、一人でもできるような職種を選んでおけば良かったな~とか

コツコツできる技術職を選んでおけばよかったな~とか色々考えます。

 

 

もちろん、就職してからは吃音症の私にとって試練続きでした。

 

ただ、吃音症とバレたくない私は、

 

発声にしにくい部分は多くの資料を用意したり、

毎日他のメーカーよりも遅くまで残り、

医師や卸の仕事終わりにゆっくり世間話をしたり、飲みに行ったり、、、

 

とたくさん努力をしました。

 

また、昔はいわゆる接待が多くあり、お酒を飲むとどもりがグッと減ります。

それも私にとっては好都合でした。

 

思い返せば、入社して10年くらいは吃音症のことをひたすら隠してい生きていました。

 

そして吃音症とバレていない私は、医師や周りの関係者から高い評価を得ていました。

 

その評価のおかげで、私の担当先は大学病院などの重要な施設となっていきます、、、

 

つづく