以前に埼玉で、「子供だけで留守禁止」条例案出て賛否ありましたね。

留守番中家の中でどんな事故があるかわからないし、地震や泥棒も怖い。

でも子供の性質や気候の厳しさによっては、留守番させた方が安全な場合もあると思ってて。


次男は2歳の時、イヤイヤ期と言葉が遅いのもあって癇癪もちだった。

そんなおり、娘の幼稚園の送迎が始まった。バス亭までのほんの数十メートル。

1日2回の送迎で次男はほぼ毎回、怒ってた。

怒る理由は様々。

車とか自転車が来たときに避けさせようとしたら怒る。「車っ危ないっ」て言ったらギャーッてなるんでゲンナリだった。避けさせないわけにはいかないやん。

(話ずれますが、これに関してはちなみに、危ない、よけて!とかじゃなく、「車きた、お母さん怖いよー、助けて」て言い方すると怒らなくなりました。)

お姉ちゃんが追い抜かしたらギャー、次男が何か聞きたくて指差ししたの私が見てなかったらギャー、みたいな調子。

急かしたらギャー。

余裕持って出てたけど、余裕持ちすぎると道路で待ち続けるのが危険な子だったから早め過ぎも難しかった。

とにかく次男は毎回のように怒ってた。


で、怒ると何が危ないかって、

次男は怒った時に人を遠ざけるタイプ。(娘は抱き締めて欲しいタイプだった。)

あっちいけーって感じで怒るし、

でも道路であぶないから抱っこさせて欲しくて近づくとますます怒って道路に飛び出そうとする。

だからつかず離れずの距離保ちながらバス亭に向かわなきゃいけない。これが危ない。

イライラハラハラしながら目血走らせながら車来ないか確認しつつバス亭に向かう。

無理やりにでも抱っこしたらて思いますよね。家に帰るだけの帰り道ならそうした。でもまだバス亭まで行く距離とバス待つ時間あってと、行程残ってた場合とても無理。

暴れる力すごくて、その時間にも長くて、とても抱っこし続けられないしそこで怒りをエスカレートさせてしまって下ろした時に走り出すからますます危ない。

やっとバスが来て、バスが側に止まる時も大変だった。危ないから子供軽く触れて動かないよう抑えるじゃないですか。それやるとギャーッてまた怒る。

バスが出発すると本能みたいにバスのお尻追いかけてこうとするから止めるとまたギャーッ。

そして1度怒るとなかなかおさまらない。

静かな住宅地に響き渡る癇癪の泣き声。

気持ちの受容、声かけ、頑張るも、自分の声も聞こえないくらいうるさい。

近所迷惑だなてストレスで首の後ろチリチリして、怒りに変わってきて、

癇癪がますますエスカレートするのわかってるけど無理やり担いで引きずって家になんとか辿り着く。家の中でギャーッてなってる声も近所に響いてるだろうけど、もうこうなったら泣ききるまで待つしかない。


1日2回のこの送迎がほんとに憂鬱ストレスで体力と精神力削られて、幼稚園休みの時はほっとした。


猛暑の夏はほんとに地獄。暑いのに立ち往生して、子供にとっても危険でしかなかった。家で涼しい部屋で遊んで待ってて貰う方が、お互い肉体的にも精神的にもよかったはず。


うちは実家が両方遠いから、じじばばの助けを借りたことはない。

じじばばの代わりを自治体がやってくれるならまだしも、じじばばいないで頑張ってる親を追い詰めるような提言を埼玉の自治体がしたことに言い様のない感情になった。