今日はたぬきと多摩動物園に行った。

 

動物園というと、最後の記憶は高校生の時に母、祖母、弟と無理やり連れ出されていった地元のナイトズーなのだが、さして楽しくもなく、光と水辺と客を含めた動物の匂いによってくる虫から逃げ回って終わった。

そんな感じなので、まぁ対した期待もなく、それどころか、今日の関東は冷たい冬と秋がぶつかる曇りの天候だったので、いつも通り眠い。寒い。

 

それでも入ってしまえばこっちのものというか。

 

午後にインパ(笑)したこともあり、トラ、コアラ、袋のあるリス、タスマニアデビル、ターキンというシシ神みたいな動物、ユキヒョウ、レッサーパンダなど、興味のあるところだけをおいしく感じで見学して、お目当ての一つだったライオンバスとたぬきは見れなかったものの、結構満足した。

たぬきが本物のたぬきに似ているか検証したかったのだが、本物のたぬきは里山と人間の狭間というかなり厳しい環境で生きているためか、意外と歴戦の猛者といった風貌をしており、どっちかというとレッサーパンダの方が近いのではないかという仮定に至った。この動物園では、たぬきに鶏頭の生肉を与えているらしく、若干引いた。

 

動物たちは16時ごろには大体寝床に帰り、17時には園自体が閉まってしまったので、ふたりで帰り道沿いにあるココスに行き、幼い頃の包み焼きハンバーグへの憧れで盛り上がったものの二人とも違うメニューを頼み、向かいにあったシャトレーゼで私は黒猫の顔をしたチョコレートケーキを買って、帰った。

 

今一人。ケーキを食べ、中からラズベリージャムが出てきてそれもおいしくて、この日記をなんとなく書いて。

久しぶりに自分を大切にしている気がして泣いた。