「あたまの中の整理整頓 その二」とにかく、とりあえず、書く&描く | こんこんキツネ塾 第1章

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テーマトーク「あたまの中の整理整頓」の第2回目は、とにかく、とりあえずかいてみることです。

頭の中の整理整頓 1回目で、あたまの中の整理整頓の前に、整理整頓してほしいことを書きました。

 

①「不安や心配で思考がまとまらず、何をどうしたいのかわからない」は、まだ漠然としすぎていて何もイメージできていない状態。

 

②「不安や心配で思考がまとまらず、何から手をつけていいかわからない」は、組み立て方や優先順位がわからない状態。

 

ということを話しました。

 

次は、はっきりと役に立つやり方を提示します。それは「書く」こと、「描く」ことなんです。絵が苦手な方は「書く」で十分ですし、言語化が苦手な方は「描く」ことだけで十分です。

 

そもそも、頭のなかだけで悩んでいる状態というのは、すべてが曖昧な記憶をたぐって結びつけているようなものです。臨場感も曖昧なら、事実も曖昧です。「夢を見ている状態」、と、そんなに変わらないというぐらいに考えてください。それは「夢を見て不安になっている」ことと同じようなものなんです。

 

それを紙などに「書く」「描く」という行為で現実にします。現実の「かたち」を与えてあげると、その文字や絵は、そこから勝手に変化したりはしません。あたまの中は違います、ずっと考えていないと忘れてしまった違う情報に影響を受けて変わってしまったりします。

 

「書く」「描く」ということは、あらためて自分の目で見て、読んで確認します。

また図にしたり、線で結んだりしてみれば、そこにある物事の関係性や、秩序などに気づくことがあります。

 

①の場合は、「そうか、自分の考えていたことはこれだったのか」と思うことがあるでしょう。

②の場合は、「そうか、これとこれはすぐできる、これはまだ様子をみよう」と思うことがあるでしょう。

 

あれだけ考えていたのに、書いてみたらたいしたことなかった。そんなことが、よくあるんです。だから、なんでも、かんでも、書いてみましょうとにかく、とりあえず、描いてみましょう。



今回はここまで。

 

前向きなとき、思考が広がっているときには頭で考えることがいいのですが、整理整頓が必要だなと思う時、不安があるときは、とにかく書いてみましょう。おもっているよりずっと効果があります。