日本においてサービスという言葉を最初に使ったのは、日本自動車会社 の社長石沢愛三 である。大正末期に米国を視察した際、米国の自動車販売に「サービス・ステーション」が大きな成果を上げていることを知り日本でもサービス・ステーションを広めようとする。帰国後、取引先関係各社にはがきをだす。

文面は「今般、当社は完全なるサービス・ステーションに依り顧客高額逆援助本位の御便宜を計ることに相成り候」。

これに対し、「サービス・ステーションという便利なものが到着した由、至急届けてもらいたい」との回答が多数返ってくる。

これに困った石沢はサービス・ステーションの和訳を試みるが、辞書には、サービスとは奉仕的なるものとの記述のみであり、外国人にきいても要領を得なかったので、使うのをやめたという。[