ある日、学園祭の前日で泊まり込みでの準備になり、深夜の喫煙スペースで自販機で買ったカップコーヒーを飲み、セブンスターの紫煙をくゆらせ、明日の予定を回想していた。フッと窓の外に無意識に視線が移ったと同時にキーンと聴力検査の時にしか聞かない様な音が襲ってきた。思わず体がビクッと一瞬こわ張り、コーヒーが跳ね、雫が一滴手の甲に落ちた!意識が一瞬手の甲に移り定まらない焦点を窓付近に戻した時、紫煙の向こうに何かがこちらに漂っていた!えっ!そこは天井付近、2メール以上の空間、そんなはずはない!オカッパ頭の少女が頬杖をついて靄の様な物の上で微笑んでいた。何故かほっとした。不思議な感覚と共に彼女と目が合い、しばらくの間見詰めていた。次第に彼女は左右にゆっくり漂い、その視線は僕の視線と繋ったままだった!
ドン、キャッ!
天井の照明辺りから物が落ちる様な音のあと廊下から同級生のメグの声がした。意識がメグに向かった。少しビックリしたようだが、僕を見つけ近付いてきた。視線を少女が居た場所に戻した。少女は窓に向って漂いながら消えていくところだった!
「何してるんよ!私も混ぜてよ」軽やかな明るい声がそばでした。メグだった。そのハーフの様な顔が微笑みと共にそこにあった。目の前に座るメグ、座ると同時に幼児が雨宿り出来そうな巨大な胸が僕の視界で大きく揺れた。メグは姉御肌の明るい性格で皆から好かれる明るい性格の女の子である。友達とは少し我儘な性格と昔のアニメからダダッコメグちゃんと呼んでいた。
「ちょっと疲れたから、休憩しててん」そう答えた。
疲れていたせいも有り、少々ぶっきらぼうな言い方だったようで、「元気だしよ!あんたらしないで。」と聞こえたと共に左腿に劇痛が走った。ビンタが炸裂したようだった。痛がる僕を見ながら向日葵のような笑顔でメグは凶器のようなバストを揺らしていた。
「あんた、そんなんやからあかんねん!ちょっと疲れたからゆうて、ぼ~っとしてるから彼女出来へんねん。」
ごもっとも!そう思いつつ僕はこう返した。
「きっついな、今めっちゃ熱持ってきたで!さっきの可愛い悲鳴と同一人物とは誰も思わんで。」
「さっきの聞こえてたん!こんなんすんの、あんたらだけやから大丈夫や。」
「またいつもごとく、ずっこけてたんかいな」
「実はな…」
と話始めたメグの表情に笑顔はなく、続けて語り始めた。
平成も20年、40才になって色々思い返す事が多くなってきた。妻と別れ、10年がたち、一人で床に入り、結婚した頃を思い返す始末である。
何ともみみっちい男である。なんとも情けない話しであるが、こんな私にも恋愛に心を焦がした事もある。恋愛に溺れるタイプだったと思う。今風に言うと「恋愛ジャンキー」に近いかな?好きな人とイチャイチャするのがこよえなく好きだった。二人だけの時は、いつも寄り添って居たかった。
現在は40才の非正規労働者に成り、特に幸せだったあの頃の甘美な記憶に固守してしまうのだろうか。女々しいですね、僕は過去を引きずっているのも自覚しています。そこまで引きずっている原因は二人の出会いから始まる不思議な出来事が原因と思っています。

僕は昭和から平成に変わった頃、大阪のコンピュータ系の専門学校に通っていた。その頃はバイト先で知り合った4才下の高校1年生と付き合っていた。これがまた、可愛い子で小柄っていうか、幼児体型で甘えてくるのが上手だった。この子と結婚してたら今頃は大家族になってたと今は思う相手ではある。その子と付き合っている事で学校の友達から童謡の替え歌でからかわれていた。それすら心地よかった。
ある日、学園祭の準備の為連日終電で帰っていた時の話である。先程の彼女に電話する為、人気の全く無いフロアの公衆電話でしようとした時、当時最先端の機器が立ち並ぶ空間に足音が響いた。靴ではなく裸足で子供が走る音が、僕の右脇を通り過ぎて行った。怖くは無かった、頭に笑顔ではしゃぐ絵が前頭葉辺りに浮かんだ。気配を感じたのとほとんど同時にポンと浮かんだ。似た事は何度かあった、しかしこの時は少し違った、音が大きく、イメージも細部までリアルに記憶に残った!この時からが本格的に、コントロール出来るように意識的に周囲を観察を始めた。
どうしよう?読みにくいでしょう!
頭の中で何年も考えていたネタですが、皆さんに受入れて頂けるかどうか分かりませんが精一杯精進し、続きを書いて行きたいです。

因みに、独身の自分には、恋愛は過去の記憶を懐かしむ毎日です。
どなたか、胸を焦がす様な恋を教えて欲しいです。

夢物語を語ってすいません。