どうして亡くなると着物を左前に着せるの?40代友人からの質問
こんにちは。
埼玉・武蔵嵐山の着付け教室、テーブル茶道教室の山口文江です。
五月晴れの埼玉です。午後からは雷雨に注意とも・・・。
ゴロゴロ鳴ったら建物の中に入りましょうね。![]()
昨日のブログ面白かったよ、と友人がLINEをくれました。
ありがたいです![]()
でも友人のすごい所は『そうなんだね~』で終わらず、『どうして??』と興味が湧くところ。
『どうして亡くなると着物を左前に着せるの??』
来た来た~!!
私は彼女のこんなところが大好きなのです![]()
ではでは。
ここからは、私が母から聞いた話になりますので、ご承知おき下さいね。
人が亡くなった時のことになりますので、お嫌な方はスルーして下さい。
昔は人が亡くなったら、死者の国(天国とか地獄とか)へ行くと考えられていて、そこは全てが現世と逆になっていると思われていたようです。
なので、当時の衣服は着物だったので、反対に着せたのでそうです。
(父は、反対に着せて混乱させて、間違ってこちらに戻ってくることが無いようにするためとも言っていました。何だかコワイ理由ですよね・・・)
亡くなった人が寝ている枕元に屏風を上下裏表反対にして立てたり、ゆかんの時には、お水を入れた後にお湯を入れたりするのも、「全て反対の世界」の考えから来ているようです。
ですので、子供の頃熱いお湯を水で冷ます時、『お湯の中へ水を入れなさい、水の中へお湯を入れてはダメ』と厳しく言われました。
また、ご飯をお茶碗に盛る時も『マネだけでもいいから、二回で盛りなさい』とも言われました。
(これはお葬式後の精進落としの席でご飯を盛る時、不幸が重ならないように一回でご飯を盛る事から、日頃のご飯は必ず二回以上でご飯を盛るように、と言う事なのです。)
日本人は着物を左前にする事で、亡くなった人へも尚、丁寧にお支度を整えて旅立ってほしい、あちらへ行っても困らないように、との配慮が見えますね。
衣服が着物しかなかった頃の、色々な習慣から、昔の人の丁寧な暮らしが感じられて、『やっぱり着物のある生活はいいな』と思います。
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