着物の着姿のホントと理想とちょっとのウソ
こんにちは。
埼玉・武蔵嵐山の着付け教室、テーブル茶道教室の山口文江です。
今日は、昨日までの様な暑さはなくて、ちょっと、本当にちょっとだけ過ごしやすい埼玉です。
以前友人が、お値段の高い重たい着物雑誌を持ってきて、
『こんな風に自分で着られるようになれる?』と言うので、『同じには無理、理由があるのよ』と答えました。
『えー、どうして?』と言うのでその理由を話しました。
先ず雑誌の着物姿のモデルさんや芸能人は、100%人に着付けてもらっています。自分で着てはいません。
着付けと着せ付け、自装と他装の違いは、自分の目で360度見渡せるか否かです。
ぐるり360度見ることが出来ると、ちょっとした所にも目が行き届いて、綺麗に仕上げることが出来ます。
そして私は数回、その他大勢の役で着物で撮影に参加したことがあります。
その時、「こんな所にまでプラスチック(柔らかいポリプロピレン?)を入れてシワをとるのか!」と思う様な経験をしました。とても自分自身で着付ける時には出来ません。補整と言う枠を大きく越えて、もうちょっとしたウソです(笑)
袖に重しを入れる事は、成人式で経験済みだったのですがその比ではないですね。
高くて重たい雑誌の着物姿は、綺麗に見える事が最大のミッションです。とってもきれいで異常なくらいシワもゆとりもありません。
そうでなければ、売れませんよね、写真集なのですから。
ピシーーっと整った着物姿は、綺麗ですが実用的ではありません。
殆どがフォーマル着物の写真である事からもそれは当然なのです。
そしてそこには、色んな人と色んな小道具が隠されているのです。
でもご自分で着物を着たいと思う時、そこを望みますか、と言うことなのです。
想像してみましょう。
ご自分で着物を着たら、お出かけをして、美味しいランチをしながらお友達とおしゃべりを楽しんだり、美術館でゆったりとした時間を過ごしたりします。電車で座席に座って、階段の上り下りをして、おトイレにも行きます。
必要なゆとりやシワがなかったら、何も出来ませんね。
それを考えたら、
色んな動きをしても着崩れず、なお且つ苦しくない着付け。
これが自分でしたい着付けだと思います。
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