今年、平和記念資料館がリニューアルされたとNHKスペシャルでやってたのを視て、以前より随分良くなったようなので来てみました。

以前より良くなったと言うのは、長崎の資料館は悲惨さや酷さがとても良く伝わる展示だったのと比べて、以前は僕的にはあまりそう言う部分の展示が少なく感じたのでその辺が伝わるようになったのでは?と言うところです。







中の展示物は撮って良いのかわからなかったので撮りませんでした。

長崎の資料館に展示してあったのは、黒焦げになった遺体の写真とか火傷の写真とかが多くて一目見た目だけで悲惨さが伝わるような展示だったのですが、それと比べて広島はそう言う写真が少なくて、自分にはあまり伝わってくるものが少なかったのでした。

今回展示が変わって僕が感じたのは、犠牲になった子供達が可哀想と言う部分を強く訴えてるように見えました。
どちらかと言うと、メインの展示物より最後にあった生き残った人達が描いた絵の方がとても印象に残りました。


確かに、子供がどれだけ犠牲になったのかを訴えるのは見る人にはとても分かりやすい事だと思います。建物に挟まれて助けたくても助けられず泣く泣く自分だけ逃げたなんて絵を見せられたら可哀想に思わない訳がないです。
でも、子供が犠牲になったのは多くても少なくても、空襲があった街ならどこでもそうだし、東京大空襲でも多数の子供が犠牲になって、やはり建物の下挟まって逃げられなかった子供も大勢いたはずです。

戦争で犠牲になった子供は広島だろうが長崎だろうが東京だろうが沖縄だろうが、なんなら日本だけじゃなく世界中どこでも可哀想なのです。
それは広島だけの事じゃないと思うのです。

広島と長崎だけでしか伝えられない事が沢山あるはずなのに、例えば大火傷を負った写真とか放射能の影響を受けてどれだけ大変だったかなどのその後の事を「今よりもっと多く」展示する方が良いのでは?思います。
そう言う点で、Nさん一家の展示なんかはとても印象的でした。

原爆はその瞬間だけじゃなくその後何十年も放射能の影響があることや、本人だけじゃなく生まれてくる子供にもどれだけ影響するのか、そう言う部分をもっと沢山伝える展示なら、今よりも原爆がどんなに酷い物なのかが伝わるのではと思いました。

予定では1日かけるくらいのつもりでしたが三時間程で観終わってしまい、少し遠いですが呉まで脚を伸ばしてみました。

大和ミュージアムです

ミニチュアですがかなり大きいので広角のウェラブルカメラでやっと全体が撮れました

人間魚雷回天

修学旅行生がたくさんいたのですが、驚いたのが「戦争で使う本物が飾られてるのかと思った」って会話をしていたことです。
大和自体を知らないのか、聞いたことはあっても沈没してることを知らないのか、世代の違いと言うのか、学校の歴史の授業が何を教えてるのかが良くわかる会話でした。

隣の鉄のくじらかんは四時半最終で3分オーバーでギリギリ入れませんでした



行きは雨が降ってたので電車で帰りは雨もやんだのでフェリーで



晴れててもう少し明るい時間なら多島美が観られたのですが5時過ぎはもう暗くて駄目でした