こんにちは。
妊婦における温水洗浄便座の使用が早産および膣内細菌叢に与える影響について慶応大学の研究グループの報告です。
引用は、Obstetrics&Gynecology(VOL.121,No.6,JUNE 2013;1187-94)からです。
妊婦における温水洗浄便座使用と早産の関連、および温水洗浄便座使用が細菌性膣症に与える影響を検討する。
2006年から2010年までに東京で分娩した女性2,545人に温水洗浄便座の使用状況に関する質問票を送付した。質問票と分娩記録から得たデータを用いて、温水洗浄便座の使用者と非使用者の間での、早産(妊娠37週未満での分娩)発生と細菌性膣症有病に関する未調整および多変量調整オッズ比(OR)を算出した。細菌性膣症はルーチンの出生前微生物検査の結果に基づき、乳酸桿菌と乳酸桿菌以外の細菌のバランスから推定した。
■温水洗浄便座使用と早産の関連
| 正期産 (妊娠37週以降の出産) |
早産 (妊娠37週未満の出産) |
合計 | |
| 便座使用なし | 398人(84.0%) | 76人(16.0%) | 474人 |
| 便座使用あり | 690人(84.3%) | 129人(15.8%) | 819人 |
| 1293人 |

オッズ比が「1」とは、基準グループと比較対象となっているグループとの間で、ある事柄が起こる起こりやすさに差がないことを示します。
よって、この結果は、温水洗浄便座を使用する人でも使用しない人でも、早産の発生はほぼ同程度であることを示しています。



