キテレツ理系夫婦

キテレツ理系夫婦

バイオ女子の私と化学男子のダンナのキテレツ夫婦生活

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この前カマンベールチーズを食べたときのこと。

よくある国内メーカーのカマンベールチーズは
アルミと紙が貼り合わさったものに包まれているのだけれど
今回は白いプラスチックフィルムに包まれていました。

「おぉ。これは乳白ナントカってやつではないですか。」
(白インキを塗ったりしたわけでなく、元から白いフィルムのことを乳白○○と呼びます。)
会社で話には聞くけれどあんまりうちの会社の加工では
使っていないフィルムだったので、しばし鑑賞。


更に包み紙的使われ方は初めて見たので早速旦那に報告と質問。
「このカマンベール包んでるフィルム白いんだけど、、、
乳白OP?それとも乳白PE?」と
キテレツ理系夫婦-きっかけ
旦那は
「乳白OPのほうじゃね?」と即答でした。


更に
「どーやって白くするんだったけ?」
と聞くとまた即答
「タルク入れて伸ばすか、、、
ベーキングパウダーみたいなので発泡させて
濁らすんだよ。」

そういやそうだったけ、、、。
ちなみにタルクというのはいろんな工業用品に使われるマグネシウムとケイ酸で出来た鉱物の粉末です。
大抵は練りこまれた状態で私たちの生活に入り込んでおりますが、ベビーパウダーはこのタルクを主成分にしていることがあります。
キテレツ理系夫婦

凄いぞ旦那。伊達に有機化け学で会社の技術者じゃないな。

と、そういえば
「ベーキングパウダーってなんだったけ?炭酸水素ナトリウム?」

キテレツ理系夫婦

「重曹は炭酸水素ナトリウムだよ。でも、ベーキングパウダーってなんだっけ?」
と旦那も分からなかった。

炭酸水素ナトリウムの化学式:NaHCO3(右下に小っちゃく3って入力する方法が分からない。)

「なんだろーねぇ。」
と私が言っているうちに
旦那が愛機のリンゴちゃんで調べてくれました。


キテレツ理系夫婦



・・・どうやらベーキングパウダーは炭酸水素ナトリウム(ほぼ重曹)に、酸性にするための添加物と保存中に発泡しないための添加物を加えたもののようです。

そこでふと気づいたことは
「なるほど、だから高級そうなお菓子のレシピではpHで下手に味が変化したりしないように、ベーキングパウダー使わずに頑張ってメレンゲ作ったりするんだ~。」
ということでした。

以上、たかが輸入物の安いカマンベールチーズ一個からベーキングパウダーの成分まで気になってしまう
理系夫婦でした~。


キテレツ理系夫婦

話題のカマンベールチーズは私が速攻で食べつくしました。



キテレツ理系夫婦-安息香酸

今日の帰り、ふと
「安息香酸ってどんなだ?」
と思って、隣で運転している旦那に聞いてみた。

旦那は有機化合物のポリマーで修士を修めているのでこの手のことは詳しい。

旦那の答えは
「ベンゼン環に-OHと-COOHがオルト位でくっついている奴じゃなかったけ?あれ、どうだったけ?」
と、理系の中でも有機化学をやってないと分からない回答が返ってきた。

ベンゼン環というのは炭素が六角形に並んだ亀の子のような化合物。
オルト位というのはベンゼン環の2か所に化合物がくっついた構造の時の位置関係を示します。
って恐らく有機化学やったことない人にはなんのこっちゃという会話。

く~。こんな会話できるのがたまらない。理系夫婦の特権です。

が、この会話にはオチがあって

「旦那~。それサリチル酸だった。安息香酸は-COOHだけだったよ~。」
iphoneでその場で確認したら、惜しくも間違い。
旦那は湿布に使われる化合物であるサリチル酸を思い出していたようです。

キテレツ理系夫婦-サリチル酸










私「旦那~。なんで安息香酸って香(かおり)って字が入ってるの?なんか匂いするんだっけ?」
旦那「多分芳香族だからするんじゃない?」
旦那「ベンゼン環を持つ化合物って割と匂いするから
ベンゼン環を持つ化合物のことを"芳香族"って呼ぶようになったはずだから」

なるほど~。そいういえば大学でそう教わったような、、、。
完全に忘れておりました。
ベンゼン環については奥が深くてほじくり出すと止まらない、、、。
そのうち一つずつほじくり返していきたいです。

ちなみに湿布に入っているほうの「サリチル酸」は皮膚を侵してしまいますので
湿布を使うときはお肌と相談しながら使ってくださいね。
(ちなみに某会社から出ているタコ・魚の目を取る薬にはサリチル酸が大量に入っていて、
固くなった皮膚を侵して、ポロリととるのに使われています。)

それではまた。

「私たちって理系同士だからマニアックな話してるよね」

とダンナに言ったら、

「そうだな金持ちにはより金が集まるっていう状態を(注1)化け学的には、マルコフニコフの法則って言うね。」

と返された。

「、、、なんだっけそれ。」

と私。なんだか大学時代に聞いたことがある気がするけれど思い出せない。


ダンナは黙って愛用のMacBookProを操作してWikiペディアの「マルコフニコフ則 」ページを表示してくれました。


そうだ、そう。水素ばっかりあるところに水素がくっつくっていうアレだ。


(とりあえず「ペイント」で書いてみたけれど非常に面倒くさい。こんどフリーソフトを探しておこう。)


本当は水素が少ないほうの炭素がミソなのだけれどまぁこんな法則。



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上の図のように、プロピレン(左のやつ)に水(右のやつ)がアタックすると、、、

(線が二本のところに注目!)
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こっちの図のように、水素ばっかりくっついていた炭素にさらに水素がくっついて、

反対側の炭素に酸素(水素のおまけつき)がくっついている。



注1:科学と化学が読み方同じなので区別するために、理系の人は化学のほうを「ばけがく」とよく言います。