ここ最近はTablet PCが取り沙汰されているように感じます。例えばiPadが有名ですね。そしてAndroidやWindowsを搭載したTablet PCもあります。どれが優れているかというのは、用途によって異なるでしょう。
 私もその潮流に刺激されて、Tablet PCを購入しました。当初はiPadを検討していたのですが、software的な縛りが気になって止めました。Androidも同様に外しました。結果としてWindowsになりました。その気になればLinuxにも載せ替えられますし。
 機種としては性能からして、Let's NoteかThinkPadの二択でしたが、ThinkPad X201 Tabletにしました。しかし結果としては、思慮が足りなかったように思います。

<ThinkPad X201 Tabletの利点>
・Tablet PCでtouchpanelによる操作が可能
 Pen入力でWindows付属のWindows Journalを使うと、丸で紙を使っているように記録が出来ます。文字認識性能も中々の物。しかしkeyboardの方が断然入力し易いです。 Displayのoptionによっては、penと指という二つの入力方法に対応出来ます。指による操作は、反応に遅れは感ぜられるものの、直感的で操作しやすいように思います。
・Interfaceが優秀
 Interfaceの充実は、ThinkPadならではですね。KeyboardとTrack Pointによる操作は、外出先に於いては非常に使い易いです。Keyboardの配置やstroke、押した感触も、Note PCの中では一歩抜きん出ているように思います。
・基本的性能が高い
 基本的性能は文句無しです。Game等しなければ素早い動きを見せてくれます。

<ThinkPad X201 Tabletの欠点>
・重い
 4-cell電池装着時、約1,770[g]です。これは持ち運ぶとなるとどうしても重いです。付属品を入れると2[kg]越えます。8-cell電池、case、AC adapterを持ち歩くと、3[kg]に届きそうです。本体を片手で持ち歩くのは可能ですが、落としそうなのでお勧め出来ません。重い割りには駆動時間が短いように感じます。他社製品とは方向性が違うということでしょう。
・Displayを見ていると疲れやすいような
 これは気のせいかも知れませんが、他製品よりもdisplayを見ていて疲れ易いような気がします。Touchpanel故の弊害なのでしょうか。視野角は狭いですね。少し傾けると見難くなってしまうように感じます。この要素は、購入時に気になっていたのですが、案の定の結果ということでしょう。
 Displayは購入時optionで、3つのpanelから選択出来ました。3つの内1つは良く分からないのですが、もう2つには、pen入力と指入力の両対応panelと、pen入力のみ対応の高輝度panelがあるようです。高輝度panelの方が見易くて疲れ難いのかというのは良く分からないです。
 個人的に、液晶保護膜を貼っていることも影響しているのかも知れません。
・細かい部分
 指紋読取機の両端についているLEDが光っていると、眩しいです。電源等のindicatorとは造りが違うようです。
 Login時に、何故か画面のrotationが乱れることがあります。

 Mobile機器に於いて、重量とdisplayというのは重要だなと感じました。後、自分は現在、touchpanelを余り必要としていないことが分かりました。今更。
 今回は、炊飯器の一部を修理する話です。コンピュータは全く関係ありません。尚、作業には危険を伴う場合もありますが、私は責任を負いません。

<今回の目標>
 炊飯器の電源コードは、巻き取り式になっていることが多いと思います。大体の家電で、コードを引き込む力は、ぜんまいばねが出しているのではないでしょうか。電源コードの巻き取り部分を分解すると、このぜんまいばねが飛び出してしまうことがあります。これを戻すことが今回の目標でした。
<図の紹介>
 修理手順の模式図を描くとすれば以下のようになります。
kiteflyingのブログ-模式図
<問題となる構造>
 大きく分けて、底釜、仕切り円盤、ぜんまいばねという三つの部品を、どのように組み合わせるかが問題でした。今回は組み立て直すのが趣旨ですから、電源系統の構造を無視します。
<構造の説明>
 底釜というのは便宜的な呼び方でして、炊飯器に付いている状態で、外部に見えている部分です。底釜の内側の底には、ストッパーの先を引っ掛ける為の溝が彫られていました。
 仕切り円盤というのは、底釜を上下に仕切るように設置して、コードを出し入れに同調して回転する円盤です。この円周の一部分に、ストッパーが取り付けてあります。
 ストッパーとは、HDDのシークバーのような印象で、全体としては長細い板です。仕切り円盤の底側、円周の一部に付いており、先には円形の出っ張りが下方へ向かって付いています。
 ぜんまいばねというのは、帯状の金属が渦を巻いて形作っているばねのことで、コードを引き込む力を蓄える部分です。中心の端は一文字に折り曲げられて、底釜の中心に固定できるようになっています。円周の端は、鉤状に曲げられており、これを仕切り円盤の底側に固定します。
<手順の説明>
 手順としては、底釜の中心にぜんまいばねの中心を固定して、ぜんまいばねを巻きながら、底釜に押し込めて行きます。底へ押し付ける力を弛めると、ぜんまいばねは飛び出してしまいます。後々の為に、ここでぜんまいばねの巻き取り方向を記憶して置きましょう。
 ぜんまいばねが底釜に収まったら、ぜんまいばねの円周の鉤状の部分を、仕切り円盤に引っ掛けながら、仕切り円盤を底釜に押し込めます。この際には、ぜんまいばねの抑えと、ぜんまいばねの仕切り円盤への引っ掛けと、仕切り円盤の底釜への押し込めという、3つの作業を同時に行わなければなりません。
 底釜にぜんまいばねと仕切り円盤が収まったら、電源コードを仕切り円盤に巻き付けます。
 ストッパーを機能させる為に、ぜんまいばねの巻き取り方向へ、仕切り円盤を回転させて行きます。ばねを巻き取り、仕切り円盤の外周部分に隙間が出来ることで、仕切り円盤底のストッパーが底釜の溝に接地するようになります。これによってストッパーが機能し、一定間隔の電源コード引き出しによって、電源コードの巻き取りが停止することとなります。電源コードを引き出す時のカチカチという音は、このストッパー機構が出しているのでしょう。
 試しに電源コードを引き出してみて、直っているか確認してみましょう。直っていれば、炊飯器に電源コード部分を取り付けて終りです。

<終りに>
 今回はコンピュータとは全く関係の無い話でした。しかし、インターネット上に炊飯器のコードリールを直す方法が発見出来なかったので、記事にすることとしました。
 文字ばかりで想像し難いとは思いますが、この記事が誰かの役に立てば幸いです。

 Xperiaを使い始めて3ヶ月程経ったので、纏まった感想を一つ。



◇Hardware Interface

 Hardware Buttonを押した時に、画面下に三つ有るButtonの間のLight Emitting Diodeが光って眩しい。これは、jacketを使ってbuttonを覆い隠すことで解決した。裏面を覆うjacketは多いが、前面の枠を覆ってくれるjacketは少ないようだ。

 小まめに拭き掃除をするので、画面にはfilterを貼って置いた。しかし、拭き掃除すると、滑りが悪くなって困る。これは変に拘る必要もないとは思う。



◇Software Interface

 既存のSoftware Keyboardは、入力がし難い。日本語入力のためにtuningされているらしいし、それと分かるが、焼け石に水という感じ。慣れると使い初め程は打ち間違えなくなったが、それでも間違えることが間々有るし、Hardware Keyboardを使った操作環境には到底及ばない。押下に対する反応が物理的でないし、鈍いのである。

 Flick入力なりポケベル入力の SoftwareをInstallして使いたい。個人的にはポケベル入力が一番入力し易い。一文字に二回押すので、rhythmicalに入力出来る。

  Flick入力では、初め触れた所からずらさなければならないので、より慎重な操作を要求される。唯、慣れれば早いのかも知れない。個人的に、指を画面で滑らす操作が好きではないということも、ポケベル入力を推す原因だろう。



◇音量

 刻みが大まかなので、細かい音量の調整はearphoneとかで別に遣るしかないのかも知れない。周囲が煩い所では問題にならないのだが、静かな所では1では音が大き過ぎるし、0では聞けない。



◇Calendar

 標準搭載のapplicationでは、共有出来る Calendarの上限数は3なのか? 全てのCalendarを確認するには、browserを介してaccessするしかないのか?



◇Mail

 標準搭載のapplicationでは、Post Office Protocol 3やInternet Message Access Protocolが使えるのは素晴らしいが、PCと比べると機能の劣りが目立つ。例えば、複数のmailを纏めて操作することが出来ないのではないか。これを解消する為に、「K-9 Mail」をinstallした。



◇通信

 出先でinternetに接続出来るのは非常に便利だ。しかしFlashやJavaScriptへの対応が不完全であるし、画面狭く、一覧性に難がある。通信料金は、上昇が上限で止まるとは言え、結構な値段になる。大体月額1万円を見て置いた方が良い。



◇拡張性

 Applicationの追加によって機能の拡張が出来るのは、殆どLinux其の儘。可能性を残している。だが、hardwareとしての制限はあるから、実は大したことは出来ないのかもしれない。



◇電池

 標準のbatteryは、使っていても、大体24時間位持つ。しかし電池が残り僅かになると、低消費動作に切り替わるようで、輝度が極端に落ち、外ではまともに操作出来ないだろう。朝には電池残量を100%にして置く、と言う習慣を持たず、残量が0になった時に充電するという習慣を持つ場合は、外部batteryか、予備batteryは用意して置いた方が良いだろう。発売から3ヶ月程経って、どちらも何とか供給されるようになって来た。問題なのは、公式のサポート/supportがされていないので、外部バッテリー/batteryは実際に使用出来るかを注意深く調査しなければならない。予備batteryに関しては、充電器も同時に考慮して、変なmakerの物を掴まないようにした方が良いだろう。



◇日本固有の携帯電話と比べて

 総合的に考えると、期待が大きかった分、がっかりせざるを得ない。これは、ちょっと電話を改造してみました、というような水準でしかない。しかもtouch panelは、個人的に相性が悪く、これなら日本固有の携帯電話を使っていた方が不満は少なかったろう。失ってみて分かるということも有るということか。



◇時期と性能

 Smartphoneというkeywordに気を取られると、分からなくなってしまうこともあるだろう。serverに頼って目的を成し遂げるというのは中々無理がある。端末としての性能が高まるのを待つしかないだろう。昔のnote pcは、のろのろと動いていたものだったが、今のsmartphoneはそんな状況にあるのだと思う。今のnote pcは、性能の供給が需要に追い付いて、激安の商品に飛び付かなければ、どれでもそこそこの性能を持つようになっているのだから、後数年したら smartphoneでもそういう状況になっている可能性はあるだろう。



◇契約

 2年縛りで購入される方が多いと思うが、2年は長いなと思う。とあるiPhone4購入助言をWebで読んでいると、そこでは2年縛り購入より、一括購入をお勧めされていたが、実感としてその意味が分かったような気がした。