治安の悪そうなドラマ 『インス大妃』①-1 | コワれるまで ALLORA

治安の悪そうなドラマ 『インス大妃』①-1

久々の、正史に近い長編時代劇ドラマを観ています。
『インス大妃』(原題:인수대비
(インステビ)
(漢字表記ではない) 2011年)。

このドラマは、またがる関連王朝のレンジがとても広いです。

回想シーンで時々現れる朝鮮第
( チョソン)
4代王世宗に
( セジョン)
始まり、第5代王文宗、
( ムンジョン)
6代王端宗・
( タンジョン)
・・燕山君、
(ヨンサングン)
そして第11代王の中宗に
(チュンジョン)
至る8人の国王の王朝史なのだそうです。

伝聞のような言いまわしですが、まだ私、第8話までしか見ていないので、ホントにチュンジョン王で終わるのかは確認しておりません。

映画は除いて、この時期のドラマで私が観た作品というと、下表くらいでしょうか。

中宗の時代になると、他にも(フュージョンっぽいものばかりですが)
『田禹治』(チョン・ウチ)(2012年)とか 『サイムダン、色の日記』(原題:師任堂( サイムダン) 光の日記(ピチィイルギ) 2017年)、猟奇的な彼女』(ヨッキジョギン クニョ)(2017年)などがあります。

この時代の朝鮮王朝はドラマチックです。

先王の次男の首陽
(スヤン)
大君(1417年~1468年)が、たぶん何らかの行動で王座を奪うでしょうし、その後の廃妃(ペビ) (ユン)씨の悲劇、ファム・ファタール於乙于同(オウルウドン) に釣られたソンジョン王、そして暴君ヨンサン君の爆誕
朝鮮四大妖女のひとり、張緑水の(チャン・ノクス)登場。

いや~、オウルドン(源氏名)、チャン・ノクス、そしてインス大妃と、悪い女性が勢ぞろい。
治安の悪いドラマですねぇ



               



では、まだドラマ冒頭ではありますが、ここまでに登場する王様を列挙します。

回想シーンで登場するのが、第4代王世宗(
( セジョン)
チョン・ムソン)。

『根の深い木 ~世宗大( セジョン)王の誓い~』(原題:根元(プリ)深い(ギプン)(ナム) 2011年)でハングルを創作した名君です。

この人の前までがちょっと酷かった。
初代の太祖(テジョ) 李成桂か(イ・ソンゲ)ら次男の()芳果へ(バングァ)の譲位、そして五男の()芳遠へ(バンウォン)の再譲位に至るまでに、王族間の血の流し合いがありました。

なのでセジョン王は “王権の長子継承” に拘ったのです。

ただ うまくいかないことに、セジョン王の長男は糖尿病で虚弱体質でした。

でも、無理やり王位継承されました。
この人が第5代王の文宗(
(ムンジョン)
ソヌ・ジェドク)です。





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