南国色豊かな海外ロケドラマ。『いつか楽園で!』
ちょっと昔のドラマを観ました。 『いつか楽園で』 (原題 2004年)。 主演はソン・ユリ 今は子育てで一線を 退いているようですが、 本作放映当時は 23歳。 若いですね~。 ソン・ユリが 演じるのが 本作の主人公 キム・ユビン。 G.O.注1を 志望するユビンは、 晴れてバリ島の リゾートに就職 するも、持ち前の 本命は、バイト時代から憧れていた携帯会社の室長チャ・スンヒョン(キム・ナムジン)。 |
ところが、ユビンに悪がらみしてくるのがリゾート会社会長の息子、金を使って遊ぶしか能のない、いわゆ
4年ぶりにドラマに復帰したというチャ・テヒョン、まるでアドリブのようなマシンガントークが面白いです。
で「この男たち2人は、実は異母兄弟だった」という出生の秘密が盛り込まれ、兄弟間でユビンの取り合いが始まります。
リゾート会社を背負わなければいけない実の兄弟が争い続け、その原因が自分であることから、ユビンは誰にも告げずにタヒチ島のリゾートに身を隠すのです。
でも、運命的な出会いは続くのでした。
本作は最終話まで、ユビンがどちらを選ぶか分からないという、とてもじれったい ラブロマンスドラマです。
そして画面に広がる景色は最初から最後まで、南国情緒あふれる東南アジアのリゾート地。
登場人物らの衣装も露出気味で、エキゾチック。
会話のいくらかは英語ですが、リゾート地ならではですから、気になりません。
日本人観光客も来島しますから、ソン・ユリも日本語のセリフで応答していて、むしろコテコテの韓国ドラマよりも楽しいです。
本作には復讐とか裏切りとか犯罪とか、そういうドロドロ系は一切無く、とても楽しく視聴できました。
しかしバリからタヒチへと、リゾート地でのロケが続く本作、一番楽しんだのは渡航した制作スタッフたちだったのではないでしょうか
最期に、ドラマ冒頭は日本の
そこでユビンは日本の和服を着るのですが、その見返り美人のようなカットがとても印象的でした。
この後ユビンは浴衣に着替え、男湯に突撃して、意地悪男の頭を木の湯桶で
カッポーンと殴るのでした
注1
G.O.(Gentle Organizerの略)は、リゾート施設スタッフの総称。レセプションなどホテル業務にとどまらず、アクティビティーのインストラクターとして、 キッズクラブの先生として、また夜にはショーに出演するエンターテイナーとして活躍する職業。