中盤までは成均館スキャンダル。『雲が描いた月明かり』② | コワれるまで ALLORA

中盤までは成均館スキャンダル。『雲が描いた月明かり』②

moon* 『雲が描いた月明かり(クルミ クリン タルビッ )(2016年)、なかなか面白いです。

第4話で、ホン・サンノム(キム・ユジョン)
は、からかい続けてきた
 花草書生(ファチョ ソセン)(温室育ちの坊ちゃん
パク・ボゴム)が、
実は自分とは桁違いの
身分である王世子
であったことを
知ります。

そして行われる
第23代王 純祖( スンジョ)
(キム・スンス)の
誕生日の宴で、
顔を隠して独舞を
踊ることになる
ホン・ラオン。

その舞のしぐさに
亡き母の奔放さを
想い重ねる世子。

そのときから、世子は
サンノムに魅かれる自分が
男色ではないか、と苛立つのでした。
このくだりは、まさに 『トキメキ☆成均館スキャンダル』 (原題:성균관 ( ソンギュングヮン) 스캔들 2(スケンドゥル)010年)でイライラするイ・ソンジュン(パク・ユチョン)そっくりです。

ドラマはコメディ路線を終えて、このあたりからはベタベタのラブロマンス。
面白かった妙な効果音はすっかり出なくなります。

先輩内官と宮女の恋路を応援するラオン。
あまり乗り気でない世子に、ラオンは「惹かれてしまう心に善し悪しなんかない」と諭します。
そんな人形劇のエピソードがあって、第7話のラストで世子はラオンの想いに同感し、サンノムが男でもかまわずに「恋している」と告白します。

ここは男性から観て、けっこう気色悪いシーンでしたが、第8話で実はこのとき世子は既に、独舞を演じた女性がホン内官であったことに気づいてしまっていたことがわかるのでした。

雲が描いた月明かり

ホッ (;^_^A

女性視聴者には、あれが美しい恋物語に見えるのでしょうか はてなマーク
私、第8話のネタバラシがなければ、気味悪くて観ていられませんでした。

ここから最終話直前の第17話まで、ずーっと、世子を陥れようとしてスキャンダルを暴こうとする重臣たちとの宮廷政治ドラマが続きます。

実は今、最終話だけ観ずに残しています。
全然ラブコメじゃなくなっちゃったけど、どういう結末なのか、だいたい分かっちゃいるけど楽しみです。



      moon      moon      moon



さて、中盤までかなりの下膨れ顔に特殊メイクを施されて登場していたチョン・ヘソン。
最終話近くで、やっと本来の容貌を観せてくれました。

役柄はヒョミョン世子の妹、明温(ミョンオン)公主。

雲が描いた月明かり

チョン・ヘソンは 血液 『ディア・ブラッド~私の守護天使』 (原題:Blood(プルロドゥ) 2015年) でチョン・ジテ課長(キム・ユソク)の助手チェ・スウンとして出演していました。

雲が描いた月明かり