コワれるまで ALLORA

映画とかドラマとか、自分の記録程度に書き付けています。

愛機 KENWOOD の 98年製ALLORA、コワレるまで使い続けまーす。

なお、このブログはPC画面用に横幅420ドットで作っていますので、スマホで見ると色々おかしいかもしれません。

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人形そっくり、イム・ウンギョン。映画 『人形霊』

イム・ウンギョン観たさにもう1作。

今度は韓国ホラーを観ました。
『人形霊』(原題:人形師(インヒョンサ) 2004年)。
ドール・ホラーです。

※ ドールホラー(人形ホラー)とは、日本人形や西洋人形、ぬいぐるみなど、愛らしい外見の人形が意思を持って動き出したり、怪奇現象を引き起こしたりするジャンルのホラー作品です。


舞台は高原の西洋館で、館内には無数の西洋人形があって・・・

もう、のっけからオドロオドロしさが充満。
そこに5人の男女が集められたのです。

「絶対、惨劇が起こるだろうなぁ」
と思ってると、やっぱり起こるのでした



               



イム・ウンギョン、20歳の作品です。

本作でびっくりしたのは、主人公の彫刻家パク・ヘミ(キム・ユミ)が幼い頃遊んだ人形と、洋館に出没する謎の少女ミナ(イム・ウンギョン)、そっくりです。

イム・ウンギョンは、人形に生霊が取り憑いて動き出すという設定を、まさに合成無しで観せてくれました。

こんなに人形のような容貌の人をキャスティングできたからこそ、この映画は成立したのではないでしょうか。

もちろん主役のキム・ユミも熱量高く好演していましたが、他の女優を充てても、この作品は撮れたでしょう。

でもイム・ウンギョンがいなければ、撮れなかったと思います。


ヘミ役のキム・ユミに触れましたから書き加えますけど、彼女は大熱演
極限の中での奮闘に、思わず拳を握ってしまいます。

ハ・ジウォン張りのサバイバル演技でした。
太陽人イ・ジェマ(テヤンイン)(2002年)のキム・ユニからは想像できません

キム・ユニが演じたパク・ヘミが、自分がなぜ、どのようにミナを捨ててしまったのか、思い出せずに終わる、というストーリーでした。

しかも
「勝手に愛を感じた人形が悪いのか」
そんなセリフまで加えます。

ドール・ファンにとっては残酷なセリフでしょうけど、幼い子たちってそんなものかもしれません。



本作は、愛を感じてしまった人形の、60年にわたる復讐劇でした。

ツッコミどころが多く、後で考えると色々わかんないことがあります。

なぜヘミの人形が人形師チェウォン(キム・ボヨン)の西洋館にいるのか。
小説家チョン・ヨンハ(オク・チヨン)の人形デミアン(げっ。ダミアン?)は、主人が殺されても復讐心を持たないのか。

・・・etc.

でも、ホラー映画は怖がらせてナンボ。
真剣に設定の矛盾を論じるのはヤボと言えましょう。




最後に。
60年にわたるこの惨劇の、最初の犠牲者である和服の女性。

冒頭、チラッとしか出てきませんが、チョン・ユミじゃありませんか。

2004年じゃ、まだデビュー仕立てだったのでしょう。

ちなみに、イム・ウンギョンはチョン・ユミと同い年(同じ早生まれ)です。









イ・チョンア、いい女~。『甘辛オフィス』


今回観たのはグルメ+ラブコメドラマ、甘辛オフィス(タンチャン オピス) ~極上の恋のレシピ~』(2018年)

ヒロイン、Mフード社のマーケティングチーム課長のト・ウンスを演じるのはイ・チョンア。

放映時点で33歳。
下衆な言い方に聞こえるでしょうけど、その年齢でまだ「可愛い」と言われる女優さんもたくさんおられますが、イ・チョンアはホント、大人のいい女になりました。

本作は食品会社の商品開発課オフィスを舞台に、主な登場人物はたったの6名。
だからこそ、イ・チョンアだけをずーっと観ていられる、イ・チョンア フアンにはたまらない作品なのです。



               



愛憎ドロドロのジャンル、막장系(マクチャン)(行き詰まり。転じてドロドロ)ドラマは何作か観てきました。

本作は、私も未だ経験不足の먹방ド(モッパン)ラマです。

「먹방」(モッパン)とは、韓国語の「食べる放送」(モンヌン  パンソン)の略語で、グルメ番組という意味だそうです。

『甘辛』(タンチャン)は1話約30分で全20話。
舞台はMフード社のマーケティングチームオフィス。

毎回、恋・仕事・人間関係 etc.な お題に基づく出来事と、それに対する女性中間管理職のト・ウンスが受け止める人生の教訓が描かれます。

その教訓は毎回、ドラマの後半、開始20分後から6~7分と長尺に渡る、ウンスの流れる調べのような華やかなモノローグによるグルメ解説から導き出されていくのです。

その、必ずドラマ終了5分くらい前に位置する料理解説シーンこそが、本作のモッパンたるゆえんです。
私が過去に観た・・・かじったモッパンドラマは 『チャングムの末裔』
(原題:大長今が見ている(テジャングㇺ イ ポゴイッタ) 2018年)だけじゃないかと思います。

しかし『タンチャン』は『末裔』と違って、毎回のグルメシーンは実際に存在するレストランでのロケであり、宣伝効果や売上への貢献が加わります。

だから、グルメシーンはとても力を込めて製作されるので、絶対に美味しく見えるし、イ・チョンアの食レポもポエムを読むようにやさしくて魅力的なのです。


悪人は出てこないし、三角関係も紳士的に解決されていくし、ドラマに毒気はありません。

ただただ「イ・チュンアっていい女だな~」と観ていられる、治安のよいドラマでした。





圧倒的な透明感のイム・ウンギョン。映画 『リザレクション』②

映画 リザレクション(Resurrection)(原題:マッチ売り少女(ソンニャン パリ ソニョ)再臨(チェリム) 2002年)。

もうひとつ
触れておきたい
ことがあります。

それは、
ヒロインである
イム・ウンギョン
の圧倒的な
透明感

ウンギョンはドラマ
『ボディーガード』
(原題:보디 가드(ポディ ガドゥ)
2003年)で
お目にかかっています。

この人の
他の作品も、
ぜひ観たいと思います。

本作では、主人公チュ
(キム・ヒョンソン)行きつけのゲーセンのバイト嬢ヒミ、そしてヒミそっくりのゲーム・キャラクター “ライター売りの少女” ソンソを演じています。

このソンソ、ただひたすら、ボソボソと「ライター買ってください(サ セ ヨ)」と呟く(つぶや)ばかり

そして数々の輩キャラ(多すぎる・・・)に、次々と拉致されまくるのです。

いや~、「守ってあげた~い」の厨二病の青年には、たまらんでしょうなぁ。


あと注目したキャストが、レズビアンの女戦士ララを演じた金星((チン・シン)Jin Xing)。

この人は有名な中国人ダンサーで、劇団も持っています。

本作へのキャスティングは彼女の身体能力の高さからでしょうけど、設定とオーバーラップするようなトランスジェンダー女性であるところもあるのかな、などと感じました。

役どころはまるでビデオゲーム『トゥームレイダー』シリーズのヒロイン、ララ・クロフト。
それを彷彿とさせる、激しいスタントが観られます。


映画冒頭、不良少女たちがチュの噂話をするシーンがあります。

これは誰あろう、若かりし頃(17歳)のイ・チョンアです


最後に、鯖 について。

本作で描かれるゲームには、「鯖」(コドゥンオ)と呼ばれる武器が登場します。
どう見ても、子供のおもちゃです。

そんな「鯖」は光線銃で(クァンソンチョン)すが、引き金がなく、使用者(サヨンジャ)の心の力でビームを放ちます。

軍用ヘリも破壊する威力を持ちますが、使用者が気に入らないと鯖の姿に戻って、ヌルッと使用者の手から抜け出ます。

韓国のエンタメ従事者さんたちは、「よくこんなこと思いつくな」という発想をしますね。

いつも感心します。
    






個々のシーンはよい。即興撮影の映画 『リザレクション』①

BGMに、旧いトロットが流れています。

雪の降りしきる夜、寒さに凍えて助けを求める “ライター売りの少女” に、通りすがりの労働者が言います。
「それなら、ライターのガスを吸いなさい。ブタンは効くよ」

ハンス・クリスチャン・アンデルセン著『The Little Match-Seller』(1846)。

翌朝、少女は座ったまま死んで固くなっていて、その手にはマッチの燃えかすの束が握りしめられていました。
「この子は自分を暖めようとしたんだ・・・」
と、人々は言いました。



               



まったく救いの無い、当時のデンマークの貧困ぶりを描いた悲話ですね。

2002年、この童話は韓国にて、コンピュータ・ゲームとして
よみがえり(Resurrection)ます。

プレイヤーに与えられるミッションは、
「童話同様に、少女を凍死させること。
少女を拉致しようとする様々な敵が(やから)現れるが、その妨害によって少女を違う形で死なせてはならない。
凍死の際には、少女があなたを愛して死んでいくこと」
というもの。

映画 リザレクション(Resurrection)』(原題:マッチ売り少女(ソンニャン パリ ソニョ)再臨(チェリム) 2002年)。

ゲームのなかの “ライター売りの少女” ソンソ(イム・ウンギョン)は、虚ろな表情で病的に歩き回るだけ。

作中、彼女のセリフはずーっと「ライター買ってください(サ セ ヨ)」だけ。

でも いでたちは、赤いブーツにマシンガン。

有名なアンデルセンの童話とはずいぶん違うのですが、それでも本作の題名、名詞で「生き返り」「蘇生」「復活」「再生」「復興」などの意。

童話の再映画化(リブート)ということで、こっちが分かりやすいです。
毎度私が思うのですが、改題はよくない !!

さて本作、主人公はプロゲーマーに憧れる中華飯店の店員チュ(キム・ヒョンソン)。

冒頭、キム・ヒョンソンは若~い。
そして、かなりもっさりした感じ。

上映当時26歳です。

この人は映画 『花を宿す女』(原題:菜食(チェシク)主義者(チュウィジャ) 2009年)に、体重を大幅に増やして出演してましたね。

このチュが、路上でソンソからライターを買い(なぜかゲームの登場人物が現実世界にいた)、そのライターに印刷されていた電話番号を発信したところ、彼は「マッチ売り少女(ソンニャン パリ ソニョ)」という名前のゲームの世界に入っていくのです。

私の視聴後の印象では、ここからこの映画は支離滅裂となって行きます。

なんだろうかなぁ。
CGバリバリのSFアクションというか、米映画『マトリックス』(1999年)みたいというか。

個々のシーンは見ごたえがあるのだけど、脈絡なくストーリーが続くばかりで、視聴側はついていくのがやっとです。



               



実はこの映画、アイデアを思いつき次第撮影していくという、いわば行き当たりばったりの「即興撮影」と(チュクン チュァリョン)いう方式(パンシㇰ)で製作されています。

だからなのか、どんどんキャラが増えていき、みんながソンソを奪おうとします。

なんだかつじつま無く、次から次へと登場人物が増えるばかり。
そしてアクションシーンに次ぐアクションシーン。

「即興撮影」は、芸術性を志向するような、低予算の映画で用いられる手法で、製作費が30億ウォン以上の商業映画となると、この方法はあまり持いられないとのことです。

本作も予定製作費30億ウォンで撮影が開始されたものの、最終的には110億ウォンもかけた大作映画になってしまったとか。

でもこのメイキングを観ると、私としては、やっぱりそれなりに面白いんですけど~。






16歳のナム・ジヒョンによる、『少女探偵パク・ヘソル』

ナム・ジヒョンの出演作をもう1本。

少女探偵パク・ヘソル(ソニョタㇺジョン)』(2012年)。
探偵推理+コメディドラマです。

前項の ショッピング王ルイ(ショピンワン)(2016年)の4年前の作品ですね。

実は『ルイ』はナム・ジヒョンにとって、子役から脱却し成人俳優枠に入って初めての主演作品でした。

『少女探偵』放映時のナム・ジヒョンは16歳。
まさに未だ “少女” 探偵です。

でも、作中パク・ヘソルの設定年齢は19歳。
この年頃の子らで3歳も差があると、違いは大き過ぎると思うのですけど。

ドラマ冒頭、初めての登場シーンがこちら。

不機嫌そうに車を降りる19歳女性、という件で(くだり)すが、やっぱりなんか生意気な Jk といった感じに見えてしまいます。

その後撮影が進むにつれてヘアスタイルが変えられ、大人っぽくはなって行きます。

パク・ヘソルは車を運転するという設定です。

韓国では普通免許は満18歳からなので、設定年齢を3歳も上げたのでしょう。

主人公のバク・ヘソルについてもう少し触れましょう。

普段は愛犬シ(エギョン)ョップ(シャㇷ゚)のアルバイター。

ショップのロゴの入った社用車を乗り回します。

ところでこの車って、後部座席のドアハンドルがドアパネルにではなく、窓枠の後ろ
(Cピラー)に付いています。

この外観的特徴を持つ車は、シボレー・スパーク(M300型)ですね。

韓国では、2009年から3代目「マティス」(マティス・クリエイティブ)として販売されていた車。
排気量1000cc の軽車(キョンチャ)(日本の軽自動車〜リッターカーに相当)です。

話を戻して、バク・ヘソルは他の人の感情を(カㇺジョン)、その人の表情から漂う色(セク)で認識することができる共感覚者で(コンガㇺガㇰチャ)す。

母からの遺伝による特殊能力ですが、本人にはこの能力が煩わしい。
なので、色が見えないように(型の)サングラスをかけているのです。

それが他の人からは礼儀知らずで生意気そうに映るのです。



               



このドラマは探偵ものですから、基本はシリアス。
しかもヒロインのパク・ヘソルには忌むべき能力があって、それに悩まされているからいつも不機嫌。

ナム・ジヒョンの演技はまぁまぁですが、泣き笑いの複雑な感情表現は求められないジャンルのドラマなので、不満はないです。

本作、全4話というミニドラマ。

普段私は、こんな短いドラマは観ません。
『ポンダンポンダン 王様の恋』(原題:퐁당퐁당 Love 2015年)は全2話でした)

でもこの4話はなかなかよくできたお話でした。

ヒロイン パク・ヘソルが亡父の死因を探し追っていく、というスジが4話通じていて、1~3話にはひとつずつ殺人事件の謎と推理が描かれます。

この3つの殺人事件はいずれもヘソルの父親を殺害した犯人によるもので、最後の4話目でついに犯人を追い詰める、というドラマです。

娯楽としてはぴったり。

ナム・ジヒョンのファンなら、一層楽しめる作品です。





ちなみに、右が30歳現在のナム・ジヒョン。
イ・ヨンエみたいな透明感ですねっ







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