Soramimi♪ -138ページ目

待っていた

いつも待っていた。

 

 

不安な世界から救い出してくれる手を。

 

 

もう大丈夫、怖くないよと言って、抱きしめてくれる腕を。

 

 

眠りにつくまで、見守ってくれる眼差しを。

 

 

 

 

はやく、この恐怖が終わりますようにと、何度も、何度も願った。

 

 

 

 

 

とても、とても怖かったんだ。

 

 

 

 

 

 

誰にでも過ちはある。

 

 

今を見よう、今を生きようと思うようにしていたけれど、

 

 

ふとした瞬間、蓋をしていた記憶があふれ出して、

 

 

どうにも止めることができず、涙がこぼれた。

 

 

 

 

 

数年前は、恐怖や悲しさとともに、憎しみが強くあったが、今はそう感じない。

 

 

きっと、少しずつ、ゆるすことができているんだろう。

 

 

少しずつ、少しずつ。

 

 

 

 

誰かが、助けに来てくれたわけじゃない。

 

 

だけど、たくさんの人に支えられて、今があるんだろう。

 

 

自分の足で立って、人生を歩むことが出来ていることに、幸せを感じる。