続々:撮って出し。/ 平原歩20150315(5) | 光と影と、カルパッチョ。

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写真調理人*篠山吉信*の撮影レシピブログ
~ポートレートは目分量♪~



続々 : 撮って出し。





lrks
Canon EOS 5D+EF50mm F1.8 II,
F2.2,1/160sec,ISO-400



Ayumi Hirahara











上の写真は、Lightroom を使って
 肌の明瞭度を下げることを中心に現像/レタッチしたものです。
 ちょっと明るくし過ぎたかも。

今回は少し丁寧にマスクをブラシで作ったのと
 明瞭度の下げは 30 程度に抑えています。

 これでも違和感あるのですが、限界ギリギリライン…

サンプルは EOS撮影分に変えてみましたひらめき電球





dpp



こちらは DPP による
 デフォルト書き出し。
すいません、お肌のキレイ処理も省いています汗





sp



こちらは SilkyPix による
 デフォルト書き出し。
すいません、お肌のキレイ処理も省いています汗





lr



こちらは Lightroom による
 デフォルト書き出し。
すいません、お肌のキレイ処理も省いています汗




こうして見ると、サードパーティー製の現像アプリが
カメラの設定を無視して勝手なデフォルトの画作りを
していることがよく分かりますよね目
(フォーマットを解析できていない要素もあるかもですが)

 このサンプルだけでは断言できませんが、
 Lightroom って肌色系だけ持ち上げるんですかね?
 単に中間トーンを持ち上げているだけ?
一般受けしそうなデフォルトの画だと思いますひらめき電球














ついでに、何度も何度も書いている
素晴らしき Capture NX2 の マスク作成の話(笑)

 Capture NX2 のマスク作成はいくつかの方法でできますが、
上の画面は UPoint というユーザーインターフェースで
 クリックした点から拡げた円の中に含まれる、
クリック点と似通った色や輝度の点を自動的に選択する
 機能を使っているところです。








おそらく(←)、色や輝度の違いによって
 マスクの透過度が自動的に変わります。
 鼻の影のところ、選択が薄いですよね目
 もちろん、クリック点からの距離でも変わります。








で、この点を効果を適用したい部分や色/輝度について
 いくつかポンポンと作って、
一括でノイズリダクション(ぼかし)効果をドーン
 と掛けるのです。
(他の効果も同様にして掛けられます)

このように、境界線や色/輝度の異なる部分に応じた
 そこそこ適切なマスクの作成が手間を掛けずにできます。

これを何年も前からイイ、イイと騒いでいるのですがあせる(笑)
そして、これが無いともう写真辞めてもいいかなくらいに
思っていたりもするのですがにひひ

Lightroomが使いづらいと言っている意味、分かりますかねえ…











Capture NX2推しも
 定期的にぶっこんでいきます。

 もう売っていないけどべーっだ!





歩





この現像/レタッチ企画のおかげで
Lightroomの使い方がだんだん分かってきましたあせる

せっかくライセンス料支払っているのにねぇ、使わないと。

それにしても、カタログの概念とか、のっけから嫌で(笑)
あ、もしかして、処理の情報はカタログ側に保存されるのかな?
つまり、同じRAWファイルでも別のカタログで別の現像ができる?
それなら、そこだけは羨ましいかも。

なんだか、ワークショップだとかウェブ上の情報だとか
Lightroomを使っているものが多いようで…
まあ Adobeさんだし、多分圧倒的なシェアだし、仕方がないのだけど、
皆本当に自分が良いと思ったものを使っているのかなぁと思ったり…


あと、どうでもいいですが、あのクレーマーさんが
この企画に反応してか(←)、現像/レタッチに関わる記事を
書かれていました目

絶対音感と絶対色感(←変換すら一発でできない)の話のようですが、
そもそも音と色(絵/映像)って、人間の感覚として処理のされ方が異なる
はずですよね。専門でないので詳しくは知りませんが。

それを同じように扱ってもねえ、とも思いますが。

一方で、音楽は基本的に人間が作り出すものであることに対して
写真は実際に存在するものを写し撮るものであることから、
現実を忠実に再現することの価値は一定量あるとも思います。

そして、その絶対色感(←変換すら一発でできない)とやらが
あるとするならば、分野によっては精度の高い仕事ができるでしょう。

ただ写真においては、カテゴリーにも依るでしょうが
ある種アートですし、好みの存在するものですし、
正確な色の区別ができることが、どれほど制作や鑑賞において
重要かは何ともですね。
もっと重要な要素が沢山ありますし。

…おっと、馬鹿げた話にうっかり真面目にコメントしてしまった…



●撮影データ
20150315 CC撮影会((studio itto) その5
5D + 5018II

●モデルデータ
平原歩 5月13日生まれ おうし座 O型