みなさまこんにちは。キッチンピュアでございます。
昨夜は激しく雨の降る時間もございましたが、今朝からは曇ったり晴れたりを繰り返しておりますピュア周辺でございます。
東の方はまだ雨の激しいところもあるように聞き及んでおります。
皆様どうぞお気をつけてお過ごしくださいませ。
さて。本日は5月27日でございます。
1235年の5月27日ですと、藤原定家様が小倉百人一首を完成させたとされる日なのですとか。
滋賀県は競技かるたの聖地(近江神宮・近江勧学館)と言われる場所もございます故に、何だか関連が深い日に感じます。
百人一首を拝読しておりますと、とても感情や情景が豊かに描かれていることが分かります。
個人的には阿倍仲麻呂様の「あまの原 ふりさけ見れば かすがなる 三笠の山に いでし月かも」など、とても好きな歌でございます。
遣唐使として中国へ赴かれて現地で活躍され、日本へ帰りたくても帰れなかった阿倍仲麻呂様が中国で月をご覧になられ、日本の三笠山と同じ月なのだな、と故郷への想いを込めて詠まれた詩とされております。
個人的な話ではございますが、外国に住んでおりました折にとてもきれいな夕焼けを見ました。そのとき、「でも日本でも同じように夕焼けは美しかった」と思い、改めて「地球は地球で一塊」なのだと感じさせられたものでございました。
地球を一つのスケールとして捉えましたら、それらの前では国境の意味など皆無ではないかとさえ錯覚いたします。
更に、人が何かものなどを見たときの感情、感想は何百年経ちましても同じなのだと感心させられます。
グローバル化が進みました今でさえも、阿倍仲麻呂様の憧憬叙情の想いは理解できるものではないでしょうか。
わたくしは「夕焼けで」ではございましたが、その時こちらの歌を思い出しまして、非常に共感を覚えましたのでございます。
歴史を学んでおりますと、いつの時代でも、どの場所でも、人々の想いは一緒です。
美しい自然に感銘し、自らの境遇に悲しみ、喜び、その中で精いっぱい生きていく。
そしてその中で、常に自然は悠久の世界を構築しているように思えます。
ここまでお書きいたしまして、同様のことを松尾芭蕉様が「奥の細道」で仰っていらっしゃるのを思い出しました。
彼もまた、奥州藤原氏の盛衰に想いを馳せていらっしゃいましたのでしたっけ。
然しながら、金鶏山の風景だけは変わらない、と。
奈良時代の阿倍仲麻呂様も、江戸時代の松尾芭蕉様も、現代のわたくしでも恐らく想いは一緒であり、するとまた、人の想いも悠久である、と申しましても過言ではないかもしれません。
悠久であるが故にそれは受け継いでいくことが可能であり、今に遺されておりますのでございましょう。
歴史は巡る、とはよく申しますが、何だかその意味を噛みしめた思いの本日でございますが、皆様は如何お過ごしでございますか。
さて。
タイトル通りのお知らせでございます…
2022年5月31日でオープン7周年を迎えますピュアでございますが、翌日6月1日より当面の間、休業させていただくことになりました(><)
但し、休業と申しましても、「ランチ」の休業でございます。
ランチの時間帯のピュアでのご飲食は休業させていただくのですが、セントラルホテル野洲のフロントで販売しておりますスコーンや、ご宿泊者様の朝食ブッフェでお出ししております自家製パンなどは全てピュアでお作りしているものでございます。
また、ホテルの音楽会時に販売しております焼き菓子などもピュアがご用意させていただいております。
そのような感じでまだまだ皆様のお目に触れる機会もございましょう。
ただ少し、ランチの時間帯をお休みさせていただきます。
一方的な通告でございますが故に、ひたすら皆様のご理解を賜りたく、平身低頭でお願い申し上げる次第でございます(><)
何卒宜しくお願い申し上げます。
それでは皆様。
これから季節は梅雨時期へと移行してまいります。
この時期はむくみなどの重だるさを解消するために、発汗作用のある物や利尿作用のあるものを召し上がりますのが良いようでございます。
日々ご自愛いただき、「悠久」の流れに乗ってゆったりお過ごしくださいませ(^^)
それでは次回の記事まで。
See you soon!