おそらく冬〜春に仕込みをしたと思われるアルプスマットを春に購入して使用していた際は2週間程度の攪拌で明確に再発酵が落ち着いてくれて、雑虫もそれほど湧かない、幼虫の食いがよく、すぐ幼虫が落ち着いてくれる使いやすいマットだと思っていた。
ただ初夏〜夏に仕込みをしたと思われるアルプスマットを夏に購入したものはそうもいかなかった。
加水攪拌しても発酵臭がなかなか落ち着かずやがて腐敗臭になってしまい細菌の活動が過剰になりすぎてしまう、雑虫も冷凍処理をしても使用開始直後からダニの大量発生が起こる、幼虫も交換後数日は落ち着かずに上の方に出てきてしまうなどかなり使いづらい印象になってしまった。
製造時も周囲の季節や温度に影響されるはずなので、製造する季節によって雑虫の侵入頻度は異なるだろうし、発酵臭があるため購入後のマットは屋外管理となるが、気温が高すぎて細菌の活動が活発になりすぎるのがあるだろう。
できるだけ冬場にマットを馴染ませて冷凍保存して夏場に解凍して使うか、夏場のみ完熟マットを多少混ぜるなどの工夫が必要に感じた。
また、雑虫対策のためマットは基本全交換としていたが、夏場の整っていないマットで拒食される洗礼を味わったことでまた方針の転換を余儀なくされた。
ソリューションを列記してどうするか考えたが
①だいたいマットを食べ尽くしたら全交換
これはマットのコンディションがしっかりしてないと拒食や上に出てくるなどの有害事象が出ることがある。
②大きなケースで食べ尽くすまで時間がかかるようにして交換頻度を下げる
これはスペースを浪費するし、マットのトラブル時の廃棄量が増える、幼虫の影響が相対的に少なくなり雑虫の増殖に適した安定した環境を与えてしまうため大量発生リスクが増える。
①と②のそれぞれの問題から③の手法を採用することにした。
③雑虫が大量発生していないボトルで幼虫がマットをそれなりに食べた時期に上に溜まっている糞を除去して空きスペースに追加のマットを入れる。
これだとマットの全交換はしないので拒食や表層に出てくるリスクが低く、大きいボトルを使用しないので幼虫が周囲の環境を自分が都合の良いように攪乱するし、人間によって新しいマットを追加するので雑虫にとって環境が安定せず大量発生しづらい。
この方法が一番いいように思えている。ただしこれは大型カブトムシの飼育に限った話にはなる。糞が大きくて明確に表層に浮いてくるからこそマット交換なしで糞を抽出除去できる。
無駄に大きいボトルで幼虫を飼うとマット交換前の最後の方はマットの劣化で栄養も少なくなるし、雑虫にとって落ち着ける環境になってしまうデメリットが最近結構気になっている。
蛹化の心配がない時期であれば、若干小さめかなという容器を使うことで、幼虫の日常生活の移動で中のマットが隅々まで攪拌され、食事が進むことで表層の環境がマット主体から糞主体に短期間で環境が変わり、糞の除去と新しいマットの追加でまた短期間に環境が変化するというのを繰り返すと雑虫にとって都合が悪く増殖が抑制されやすいことが分かってきた。
マット交換も交換時にマットを満杯にせず少なめに入れて、少し間を置いた雑虫の活動が活発になりそうな時期に追加することで環境を安定させないなどの工夫もいいのかもしれないので試してみようと思う。