今年の2月か3月にエリンギ栽培セットというものがホームセンターで見切り品で販売されていたので購入した。
菌床で実際にキノコを栽培してみたかったのと、使用済みの菌床をクワガタ飼育に利用できるのではないかと考えてのことだった。
キノコ栽培について無知だったため栽培して初めて知ったのだが、エリンギは15度くらいまで気温が下がらないと子実体を出さないので室温でエリンギ栽培をする場合は基本的には冬季しか収穫ができない。暖かくなり始める頃に栽培セットを安く販売するのはこれが原因のようだ。
結局1回はエリンギを収穫できたが、その後に本格的に春が来てしまったので2回目以降は収穫できなかった。
エリンギはヒラタケの仲間なので使用済みの菌床を使えばドルクス系の菌床産卵や幼虫飼育ができるのではないかと考えた。
クワガタの産卵スイッチが入る初夏まで保管しておき、頃合いを見計って3.5ℓタッパーが大きさ的にちょうど良かったのでそこに使用済み菌床をビニール皮膜を剥がして投入した。形を崩すつもりはなかったが、移動と皮膜剥がしの際に崩れてしまった。
菌床入りタッパーの中に野生採集のコクワガタ♀を入れてみる。
だがあまり産卵行動に出る気配がない。持ち腹でないのか使用済み菌床が産卵に適した環境ではないと判断したのかは分からないが、様子をみている内に菌床の上にみるみると青カビが生えてしまい、手に負えなくなったのでコクワガタのみ救出し、菌床はあえなく廃棄となった。
惨めな失敗例で菌床を有効活用できなかったケースではあるが、こうした失敗例もネットの世界にあると何かの役に立つかもしれないと思い、今回の記録に残した。
ビニール皮膜は無理に剥がさない方がカビ対策的には良かったのかもしれない。もしくは皮膜を剥がすとしたら発酵マットで空きスペースを充填してカビが入る隙間を埋めておいた方が良かったのかもしれない。
元々が昆虫飼育用に設計されていないものを転用するのはやはり難しいなと思ったが、また来年も機会があればチャレンジしたい。



