人形劇、辻村寿三郎先生が
お亡くなりなられた、と伺いました。
20年程前から
舞台やステージなどで
数々ご一緒させて頂きました。
一番覚えているのは
人形町にある寿三郎人形館で
ライブをさせて頂いた時です。
沢山のお人形達に囲まれて歌うと、
そのお人形達が動き出すのです。
まるで生命があるかのよう。
これがシャンソンとまたよく合うの。
私はずっと歌っていたかった、と
思ったのを覚えています。
そして
人形館アトリエ内で、
寿三郎先生が
丹念にお人形を作っていたお姿が、
今でも忘れられません。
お人形を見つめて
製作されている眼差しは
命を吹き込むお姿。
優しくもあり、強くもあり、
美しい女性そのものでした。
近年お会い出来ませんでしたが、
作品達は永遠に生き
輝いてくれる事でしょう。
私も忘れる事は出来ません。
どうもありがとうございました。
安らかに眠りにつかれて下さい。