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昨日母と映画を観に行った。急遽入院となり、チケットは叔母にあげて見れなかった。リベンジだ!

私が杉原千畝さんを知ったのはリトアニアに行った時。私は何の予備知識もなく、観光で2005年にリトアニア日本領事館にいた。

その時、日本語で映画が上映され、バスに戻っても嗚咽が止まらず、あまりのカルチャーショックで日本に帰ってきてからも、頭からその事が離れなかった。岐阜県に彼の博物館があると聞いて訪れたりもした。

バルト三国を旅した時、ポーランドのあのアウシュビッツにも立ち寄った。人間として扱っていない現実をみて、心が冷えた。
杉原さん通称センポは約2000人の命を助け、子孫を合わせれば4万人の命を救ったと言われ、アラブ人にも語り継がれている。
2000年10月10日には日本政府を杉原千畝さんを認めた。

映画は、領事館としての苦しい立場と苦悩と、切羽詰まったアラブ人との様子がもっとあった筈なのに、あまりにもアッサリしていた。小雪さんが綺麗な服を着て、セレブ過ぎる感じが余計印象をそうさせたとも言える。

主役の唐沢寿明さんが英語で台詞をいい、大変苦労されたと思うが、杉原千畝役のこの映画を精一杯演じて頂いた事に嬉しく思う。私はそれ位、日本でまだまだ知られていない彼を偉大に思い尊敬している。