田舎生活。
同郷の先輩で隣町緒方でパン職人をしているUさんに何日か前に電話をもらって、同じ
緒方町で静岡県から移住されて農業をされているMさんを紹介していただき、Uさんの
カフェでお話をさせていただきました。
自分のところの農産物を使って加工品を検討されているとのことで、僕が昨年から取り
組んでいるモノ作りの話をさせてもらいながら、Mさんのお話を聞かせていただきました。
Uさんともよく話をするのですが、地元に生まれ育っていない僕らのような人にとっては
田舎の生活は憧れでもあり、でも常に想いとのギャップに悩む壁があります。
そこに面白さとか楽しみを見出せないと、そのギャップを埋められずに挫折してしまい、
逃げ出したくなったりします。
僕の場合は、それを沖縄県西表島に移住して約半年の間で経験しました。
Uさんが言って僕も納得したんですが、趣味が“アウトドア”って人は町にしかいないで
しょう。
喜多屋のあるところは“町”です。Uさんが住んでいるような田舎生活と比べれば、町の
生活です。でも生まれ育った東京での生活に比べたら、グッと田舎です。
西表島でも竹田でも、自分の仕事も含めた生活の中に面白みや楽しみを見つけてくる
ことができました。今はそれが“喜多屋”であり、それを支えてくれる繋がりです。
それがUさんにとってはパン作りであったり、Mさんにとっては農業だったり。
自分自身の面白みや楽しみが、他の人のそれらと繋がるともっと大きなモノになる可能
性が膨らみます。
そこが生まれ育った環境を飛び出してまで、移り住んだ田舎生活のギャップによる悩み
を埋めてくれるものになるんじゃないでしょうか。
全く違った経験を積んだ人たちが年齢も関係なく、でも何となく同じ匂いのする類が集ま
って。
喜多屋の事業を進めていくにあたって、多分田舎独特の壁にぶつかっていくんでしょう。
でも先輩や支えてくれる繋がりがあるのは心強いです。
Uさんの息抜き(笑)も兼ねた配達に同行し、往復約二時間。
車中でUさんと改めてゆっくり話ができました。いつでも実際の経験から生まれる言葉は
心に響きます。
ビジネスもプライベートも、よき先輩、これからも更にお世話になります。

