久しぶりに中学生の頃から好きだった藤堂志津子さんの小説を読んだりしてました。
初めて
『つまらない男に恋をして』という小説を読んだとき、虜になってしまいました。
文章がなんとも読みやすく素直に感情移入できるところが好きです。
どのストーリーにも
女性の寂しさ、賢さや弱さと
男性の幼さ、真面目さや優しさなどが溢れ
現代の恋愛小説だなと思います。
コメント頂いた
『こちらあみ子』という本も話題なので読んでみました。
短かったので一日で読めました。
私はまず最初の方に描かれる場面で
父の車に『あみ子の馬鹿』と書かれた落書きを消しながら
漢字の読めないあみ子が、何と書いてあるのと聞くと
父は
『さぁ、わからん。』と答えた場面にじーんときました。
読み終えたあと、
なぜかしばらくたってから
なんだか人を想うときにきゅーっと心がしめつけられる感じになりました。
佐野洋子さんはもちろん
群よう子さん、新堂冬樹さんの著書も
どーんとくるものがあります。