久しぶりにオーストラリアの手術室について。ウチの病院(プライベート)の診療科と手術内容とか。 | オーストラリアの手術室で働く!

オーストラリアの手術室で働く!

2015年ワーホリでオーストラリア初上陸。
学生ビザや観光ビザでOETを勉強し2017年1月B取得。
2018年4月にSydneyでIRONコース受講し、9月に看護師資格取得。
2021年10月S491地方限定の就労ビザ取得もコロナで入国できず。
2022年1月末、就職先決定後にやっとQld州上陸!

2022年の2月からオーストラリアの手術室で働き始めて

そろそろ2年になろうとしてますびっくり

 

10室以上あるプライベート(私立)の病院で働いていて

ウチの手術室で扱ってる診療科としては

整形外科、消化器外科、産婦人科、泌尿器科、形成外科、

耳鼻咽喉科、血管外科、心臓血管外科、呼吸器外科、

たまに口腔外科といった感じ。

 

整形外科が一番執刀医も件数も多くて、

所属は25人ほど。

毎週確実に手術枠を使っているが20人弱。

 

オーストラリアでは基本、

超緊急症例はパブリック(公立)病院の担当です。

 

なのでウチの病院では人工関節置換術、関節鏡手術、

腱再建術や待てる骨折治療などが多いです。

 

特に人工関節置換術をいっぱいやってる印象で、

関節置換用のロボットも3種類、合計4台あって

毎日フル稼働ビックリマーク

それ以外にもナビゲーションシステムも数種類あります。

 

業者さんが

Qld州では一番件数をやってると思うし、

オーストラリア全体でも

トップ5には入ってるんじゃないかなひらめき電球と。

 

そんなこんなで整形外科は常に人手不足で

一度踏み込めば抜けられない場所笑い泣き

 

経験者だった私は大歓迎されて

少し前までは毎日人工関節置換術を中心に

配置されてました。

 

今は更に万年人手不足な心臓血管外科を始めたので

心臓手術がある日は心臓、それ以外は人工関節置換

みたいな毎日を過ごしています。

 

整形外科の中でも人工関節置換術は少し特殊であせる

覚えることも多いし、習得に時間がかかったり。

 

そもそも人工関節置換はやりたくないっていう

整形看護師も結構いたり爆弾

 

日本だとそんな選択肢は特に新人さんたちには無かったし

自己学習も半強制。

文化の違いだなぁと感じてます。

 

彼ら、彼女らいわくtoo muchなんだそうです笑い泣き

 

 

その次に症例が多いのはおそらく消化器外科。

 

消化器外科や泌尿器科、呼吸器外科などで使用する

ダビンチというロボットもあって、

基本的には開腹手術はほぼありません。

 

腹腔鏡手術かロボット手術ばかり。

 

超緊急症例が基本的にはないため、

胆のう摘出術、ヘルニア、大腸癌、肝臓癌、

虫垂炎、すい臓癌などの手術が中心みたいです。

 

 

他科の手術にしても基本的には待機手術ばかり。

 

唯一の例外が産科の帝王切開でしょうか。

 

それも分娩中の胎児心拍低下などの

院内発生以外の超緊急は無い感じ。

 

心臓血管外科も緊急の解離手術は無くて

弁膜症手術、待機的冠動脈手術が中心です。

 

 

つらつらと書いてしまいましたが、

オーストラリアのプライベート病院手術室はこんな感じですニコニコ