たまにはふうりんを聴いて酒でも呑む夜があっていい。
朝起きたらコーヒー飲んで。
歯を磨いて仕事支度して。
すっかり嫌いになった車を運転して現場に向かう。
夕暮れてやっと帰路に着いて。
毎日、気付かされる。
俺には大切な家族がいて。
ありがとう。って心が震えて。
そんな日々を過ごしてる内側でも。
トントンと心を叩くものがある。
君の声を聞きたくて。
あの頃の俺達の本気を思い出したくて。
今の俺だったら、なんていうかな。なんて
くだらない妄想の中で俺が俺を導いていて。
確かな幸せをグッと手に握りしめても
それでも尚。
君が好きだよ。君の声が好きだよ。
君と過ごした時間が、俺達の思い出が
今の俺を、君を作ってる。
ずっと過去の自分を超えたくて仕方なかったけど
それが変化することだと信じてきたけど
夕暮れの記憶に浸るのが心地よいから
君と、俺と、あの頃に置いてきた全てを噛み締めながら
グッといこう。
そうして少しだけ、泣いて。
寝よう。
そんな夜があっていいから。