雪岳山渓谷の旅を終えた私たちは、ソウルに戻り金浦

国際空港から最後の目的地「済州島」に向かった。

 

  ▲金浦国際空港

 

 ★済州島

  「3多」・「3無」の島として知られる済州島は、本土とは

  全く違った風物詩を織りなしているリゾート地である。

 ●三多とは、①女性が多い

         昔、本土では女性の外出は禁制に近かったが

         、済州島では女性は生活の最前線にいました。

         本土から見れば、女性が多く見えたのかもしれ

         ません。

        ②石が多い

         済州島は火山の島で、田畑は火山岩が多くあり

         石が多いという印象があります。

        ③風が多い

         済州島は夏から秋にかけては台風の通り道で、

         冬には季節風が強く吹きます。

 ●三無とは、①泥棒

         ②物乞い

         ③家の門

          これは済州島民の勤勉さと純朴さ物語ってい

          ますが、絶対に泥棒がいないわけではありま

          せん。そうならないように皆頑張っています。

 

●民俗自然博物館

  済州島の成り立ち、自然、歴史、風俗が一目でわかる。

 

 

●万丈窟

 火山の爆発によってできた13422mの溶岩洞。洞内は

 暗すぎて写真が撮れなかった。

 

●日の出岬

 火山活動で出来た断崖絶壁の岬。その周辺の海は海女の

 アワビ・サザエ・ウニ・タコなどの絶好の漁場で、声をかける

 とその場で食べることが出来る。

 

 

 

 そのまま食べるより、野菜やキムチを巻いて食べると

 一層美味しくなるそうです・・・海女さんが言ってました。

 

●城邑民俗村(博物館)

 博物館といえば、資料を集め展示するのが普通だが、この

 博物館は、かつての民俗や風習の中で生活している様子を

 そのまま見ることが出来るユニークな博物館です。

 例えば、豚は汚物で飼うのが一番おいしく高く売れたという

 ことから、今でもその様子を再現している。しかし今は衛生

 上豚小屋だけが保存されている。

 こうしたことの見返りとしてこの村は税金は免除されている

が、当然電気も水道もない。

 

 ▲実際こうした家で暮らしています。

 

●五福の泉

 泉の中央に魚・鳥・亀・龍・豚の五つの像が祀られている。

 魚はいっぱいの子宝に恵まれるようにと、龍は隆盛を、鳥

 は平和でありますようにと、豚は美味しいものがいっぱい

 食べられますように、そして亀は健康を願っています。

 

 

●西帰浦岬

 この岬の突端に」パラダイスホテルあるが、この場所こそ

 韓国の初代大統領で李承晩ラインで知られる李承晩の別荘

 跡です。

 

 

●天地の滝

 西帰浦岬のすぐ先の森の中の滝。

 落下する滝の水が直接海に流れ落ちるという世界的に珍

 しい滝。

 付近は深山幽谷のムードが漂う。

 

 

●新羅ホテル

 韓国でも1,2を争う超デラックスホテルの一つ。

 コーヒーブレイクで立ち寄っただけだが、聞くと一泊30000

 円(当時の為替レートは100円が7000ウオン)とのこと、

 案内してくれた運転手さんの給料は月70000円だった。何

 か割り切れない複雑な気持であった。

 

 

●中文の大侑ランド

 日韓共同の観光レジャーランドで、ピストルや機関銃の

 実射・草原でのハンテング・乗馬・ゴルフなどが楽しめる。

 

  ▲乗馬体験

 

●天帝の滝

 天女が舞い降りて沐浴するという伝説がある

 

 

●山房山

 山の中腹には、高さ5m、幅5m、奥行き10mの洞窟

 があり、洞窟は修行僧の寺「山房窟寺」になっている。

 

 ▲洞窟から見た景色

 

●木石苑

 結婚した若いカップルが苦労して幸せを掴む「カプト

 ウリ物語」をテーマにした公園。

 

 

●龍頭岩

 龍王の使者が不老不死の薬草を採りに来て山神の

 射た矢に当たり、そのまま海中で固まってしまった

 と言う伝説の岩。

 

 

●ちょっと一休み・・・

 

 

 ▲トルハルバン

  島のあちこちで見かける済州島に守り神。

  見かけたら像の「鼻」を見てください。削られたりして

  いて小さくなっていませんか・・・?

  鼻をなぜたり削ったりして飲むと子宝に恵まれるとい

  う言い伝えがあるそうです。

 

 

  ▲あなたはこの道がどのように見えますか・・・?

  上り坂ですか、下り坂ですか。どう見ても私は下り坂

  としか見えません。

  車を停めてニュートラルにするとバックしてしまいました。

  私の目の錯覚でしょうか・・・不思議です。

 

 

 ▲チョンナン

  済州島の家には門がありません。その代わり入口の

  両側には3つの穴の開いた石柱と3本の棒があります。

  棒が1本かけてあると「すぐ帰ります」、2本ならば「明

  るいうちに帰ります」、3本ならば「今日は帰りません」

  の合図です。

  これでは防犯上よくないことだが、済州島では泥棒が

  いなくなるように皆頑張っているようです。

  これをもって韓国周巡の旅を終え、済州国際空港から

  帰国の途についた。

 

  これで韓国周遊の旅を終わります。

  長い間観ていただいてありがとうございました・

  次回からは、国内旅行をご案内いたしますのでご期待

  ください。