文豪森鴎外小倉時代のスポットを巡る旅 

 

文豪森鴎外小倉時代のゆかりのスポットを巡る旅。今日は3回目となりました。

小倉駅小倉城口を商店街方面へ向かってあい仲通りと京町通の角に、鴎外が東京に赴任するときに送別会が行われた「三樹亭」(現在パチンコ店)の前を京町アーケード街をまっすぐに西へ、紫川方面に進みます。

 江戸期に8代将軍吉宗に贈られた像も渡った常盤橋に出ます。ここから長崎までの長崎街道の始点となります。

この橋の袂に、当時のものと比べると小さい広告塔が建っています。

「小倉の冬は冬という程の事はない・・・外はいつか雪になる。おりおり足を刻んでかけて通る伝便の鈴の音がする。これは東京に輸入せられないうちに小倉へ西洋から輸入せられている二つの風俗の一つである。」あと一つは常盤橋のふもとにある「広告塔」であると記述されている彼の小倉三部作「独身」の中に出てきます。

 当時はこの下が公衆トイレになっていたそうです。

 

現在と当時の常盤橋。昔の写真(京町方面を見た写真です)で奥にその広告塔が見えます。