一般用医薬品と医療用医薬品② | とある大学の堕医学生(プレジデント)

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とある大学の薬学部を卒業した後、医学部の学士編入って制度を利用して現在、とある大学の医学部の4年生をしています(2012.4現在)☆そんなK-pyののほほんとした医学部生活を書いていきたいと思ってます♪

 昨日の記事の続き。


 実際に来てくださったお客さんの話を元に書いてみます☆


 「今、パブロン鼻炎カプセルを飲んでて鼻炎の症状が治まってます。でもときどき咳がひどくなるから咳止めがほしいんですけどなにかいい薬ありますか??」


 ここでボクがお勧めしたのが「アネトン咳止めZ錠」


 じゃぁちょっとそうなった経緯を見てみましょう。


 お客さんが飲んでたパブロン鼻炎カプセルに入ってる成分は1日量で下のようでした。


 

塩酸プソイドエフェドリン 60mg
マレイン酸カルビノキサミン 6mg
ベラドンナ総アルカロイド 0.2mg
無水カフェイン 50mg
リゾチーム塩酸塩 15mg(力価)


 一番上の「エフェドリン」が鼻粘膜の充血や腫れを抑えます。


 次の「カルビノキサミン」は抗ヒスタミン薬といっていわゆるアレルギーを抑えてくれる成分なんです。


 あとは涙の分泌を抑えたり、消炎成分だったりです。主に上2つの成分で鼻炎の症状が治まってるかなって感じです。


 それじゃぁアネトン咳止め錠の成分を見てみましょう。これも1日量(最大服用量)です。


コデインリン酸塩水和物(リン酸コデイン) 50mg
dl-メチルエフェドリン塩酸塩 75mg
リゾチーム塩酸塩(塩化リゾチーム) 60mg(力価)
クロルフェニラミンマレイン酸塩 12mg
無水カフェイン 60mg
セネガ乾燥エキス 89.82mg


 さぁ、どうでしょうか??なんか成分似てるのわかりますか??


 ちなみに4番目の「クロルフェニラミン」っていうのはなんと抗ヒスタミン薬なんです☆


 2番目の「メチルエフェドリン」はパブロンにはいってる「プソイドエフェドリン」とほぼ構造式は同じで作用も煮てるんですがメチルエフェドリンの方が咳に効きやすいみたいです。


 咳止めの効果が一番大きいのは一番上の「リン酸コデイン」って成分です。これはさすがにパブロン鼻炎錠には入っていませんでしたね><


 っていうことでこのお客さんにはこんな風なアドバイスをしました。


 「咳止めのお薬には鼻炎の症状を抑える成分も入っています。なので咳がひどい時にはいったんパブロンを飲むのをやめてもらって咳止めの薬を飲んでください。それである程度鼻炎の症状も抑えられると思います。咳が治まればアネトンはやめて、またパブロンを飲むようにしてくださいね」


 こういう作業がボクはとっても好きです。もしドラッグストア行ってお薬を買う機会があったらぜひパッケージの大きい文字だけでなく裏の入ってる成分名もみてみると面白いと思います。今回取り上げたみたいに「鼻炎薬と咳止めに入ってる成分って結構かぶってるやん!!」って発見もあるし、「同じ風邪薬でもこんなに入ってる成分違うんだ!」ってのもあると思いますよ☆