ポケモン盾のプレイをはじめて最序盤で、ワンパチがでてきた。さらさらとかわいいキャラクターが量産されるものだと素直に感心した。初っ端の御三家選択については諸々考慮した結果サルノリにしたのだが、少し決め手に欠き迷った挙句であったこともあって、ワンパチだったなら選んでいたなとよぎったことを覚えている。

冒険は進み、モルペコとも出会う。こいつは見た瞬間でピカチュウ枠だなと、要は製作サイドとしての売り出しキャラクターだなと思ったのだが、この感覚は後に正しくはないと思い直した。それは子供らの琴線に触れるポケモンを見ていて、娘は比較的わかりやすいのだが、息子が好むポケモンが難解であることで感じたことによる。考えてみれば当然だが、別に必ずしもピカチュウ枠のみ売り出しキャラということはなく、男児で言えば彼らのみが感じる魅力がある。ピカチュウでなくても乱暴に言えばどこかのターゲットに対して何かのキャラがバズればよい。キャラ毎にカッコよさやかわいさ、魅力があらゆるセグメントに向けて仕込まれており、あとは市場の反応に委ねる。もちろん実際はそんな甘いもんではなかろうが、その仕込みができるのも何百とキャラクターが登場するポケモンであるが故で、それができるポケモンが強力なコンテンツということに他ならない、と思い直したわけだが、この辺はこのブログ本編には関係ない。

何にせよモルペコにピカチュウと同じ匂いを感じた私であったが、ある一つの欲求が出てきていた。そしてその欲求の具体化、達成はトゲデマルを見て現実味を増すこととなる。
この3匹はいずれもピカチュウ枠に属し(売り出す意図を感じざるを得ない強烈なかわいさ)、さらにはタイプがみな「でんき」であった。一言で言うなればその(かわいさの)強さ、能力の一致からスタープラチナとザ・ワールドの関係性と言ったところか。
私に湧いた欲求とは、カワイイでんきチームをつくりたい!であった。

そしてポケモン界隈において、このピカチュウ枠にはイーブイも名乗りを挙げており、ピカチュウ並の優遇を受けていることを知った。そこからサンダースがこのチームに鳴り物入りで入隊した。

手持ちにできるのは6匹までのため、残りは2匹。スタープラチナとはいえないが、一匹は決めていた。エリキテル。パラボラチャージのモーションを見た時から。エリキテルはタイプ一致の破壊光線を覚えることはできなかった。エレザードにすれば覚えられたが、コンセプトから外れてしまうため進化はさせず、破壊光線はあきらめた。
最後はランターンとし、水生動物・イルカのようなかわいさをもカバーすることでこのチームは完成した。ランターンはみずタイプでもあり、この偏ったチームには心強いメンバーであった。
冒頭に書いたワンパチは漏れた。

ピカチュウ、モルペコ、トゲデマル、サンダース、エリキテル、ランターン。
このチームで、物語終盤のトーナメントを進めている。中でもピカチュウとエリキテルは格別弱く、エリキテルには進化の輝石、ピカチュウには必死こいて手に入れた電気玉を持たせている。
タイプ相性を無視したバトルは(もちろん、わざは都度入れ替えなど考えて←これがまた楽しいのだが) 子ども達には刺激が強いようで、勝てるわけないとぎゃーぎゃー言いながら見てくれている。
不利な状況の中、こだわりのみを重視した父の戦う姿を見せるのはほんと気持ちイイ!ありがとうポケモン!