今回はフクハラタイガー店(北海道北見市)について。

(写真1 フクハラタイガー店)

フクハラタイガーは北見地区におけるフクハラ1号店として開店しました。現在、道東アークスではフクハラをタイガー店と三輪店の2店舗で運営しています。

元は㈱うらべ運営のスーパーうらべ タイガー店として1976(昭和51)年10月22日に開店しました。

うらべは網走郡美幌町に本社を置く企業で、1922(大正11)年創業。美幌町を中心に北見、紋別、稚内など道東・道北地方に広く展開するスーパーマーケットチェーンでした。

1995(平成7)年2月に㈱福原(帯広市)に資本提携を申し入れ、福原の子会社となりました。この前年に6店舗あったうらべの店舗のうち、5店舗が新会社への転換や閉鎖が行われ、北見のタイガー店のみがフクハラとして転換されました。その後、2004(平成16)年10月に運営は福原から㈱道東ラルズ(当時)へ移管し現在に至ります。

うらべはストアブランドとして「スーパーうらべ」と「タイガー」を運営していました。このタイガー店の場合はスーパーうらべのタイガー店だった為、地元では「うらべ」とも「タイガー」とも呼ばれています。

このフクハラタイガー店もまたラルズマート本町店(三島物件)と似たような境遇で、現在に生ける唯一のうらべ物件となっています。

 


店内にはインショップとして衣料品店のファッションフジタ、おやきやさんのぐるめいど島屋、クリーニング店のオリエンタルクリーニングが出店しています。かつてはツルハドラッグも出店していましたが、近隣に移転しています。
(写真2 インショップ ぐるめいど島屋のたこ焼き)

上の写真は訪れた際にぐるめいど島屋で購入したたこ焼きです。店内にイートインスペースはない為、このときは近隣の公園でいただきました。

(写真3 お祭りの屋台のたこ焼きの雰囲気。さくら柄の包み紙がかわいい。)

注文をすると、ご年配の店員の方が感じ良くゆっくりとたこ焼きをトレイにつめてくださいました。店構えも年季がある様子でうらべ時代からあるものなのかなと思いながら、いわばタイガーの味を噛みしめました。




追記
2020.12.16にまた訪れました。

(写真4 とん田通り側から)

今回は建物を一周ししっかりと見て回っています。


(写真5 山下通り側から)


(写真6 ドアに残るトラのロゴとタイガーの文字🐯)

(写真7 写真6を加工したもの)

ドアの壁面に残るタイガーのロゴは、加工しまくってようやく可視化できるほど気付きづらかったです(苦笑)😅


(写真8 裏手にはかつて店舗入口であったかのような屋根と階段)

(写真9 2階建ての部分 なかなか規模が大きい)

(写真10 正面側から)

(写真11 タイガーの広告が残る立て看板)

(写真12 正面口付近には駐輪場の注意書き 最後には「タイガー店長」)

(写真13 指が邪魔)


2021.8.31 追記
※ぐるめいど島屋は2021年3月で閉店されたようです。長年お疲れさまでした。美味しかったです😭


2020.12.8 17:00 投稿
2020.12.16 19:57 加筆投稿
2021.4.16 5:50 加筆投稿
2021.8.31 加筆投稿

出典
道東アークス フクハラタイガー店


日本食糧新聞 1995年2月20日の記事


・美幌商工名鑑1994 創立40周年記念`94年版

・史稿No.33 きたみ中心市街地