　散歩道沿いの田んぼや畑の作物が好天に恵まれ、雨も適度で順調に育っているようです。

私が住む地域の周辺では今、秋蒔き小麦、ジャガイモ、ブロッコリー、ビート、トウキビ、デントコーン、それに稲などが青々として育っています。緑の作物の上を渡ってくる風は涼しさを感じさせます。昨年は猛暑で不作となった作物が目立ちましたが、今年はそんなことがないように願っています。

左側が小麦、右がジャガイモ。

小麦の収穫は7月末頃です。前の年の9月ころに種を蒔き冬越しします。生育期間が約10か月です。

　北海道のジャガイモの生産量は全国の約８割を占めるそうです。植え付け時期や品種、どのくらい熟成させるかにもよりますが、収穫時期は７月下旬ころから11月初めまでです。北海道は日照時間が長く日中と夜の温度差が大きいことから糖度が増しておいしくなると言われています。

ビート畑です。甜菜糖の原料です。生産しているのは北海道だけです。収穫は10月から11月。根の部分を掘って製糖工場が引き取りに来るまで畑に積まれている風景は初冬の風物詩でもあります。

　収穫したビート。取り置き写真です。

カボチャ畑です。ジャガイモ同様日中と夜の温度差が大きい北海道のカボチャは、おいしくて人気があります。生産量はこれも日本一。8月下旬から収穫されます。

牛の餌になるデントコーンです。収穫は9月下旬でしょうか。

牧場で牛が草を食んでいました。

今日は夏至。千歳市の最高気温は平年を4.8℃上回る25.3℃の夏日でした。8月上旬並みです。今日は視界が悪くてよく見えませんでしたが、19日の撮影では余市岳には雪がまだ残っていました。

一番上の写真の小麦とジャガイモ畑の奥に写っていた家です。いかにも北海道といったたたずまい。5年ほど前にある集まりで「素敵な家ですね」と言ったらこの家の近くの人から「売りに出されているようだから買うかい」と言われました。そんなお金はもちろんありませんから話はそれで終わりましたけれど、まだ住人はいないようです。冬は家から国道までの除雪が大変そうです。

緑増す田畑