　地域の公民館でわらじづくりが今日行われました。9月に開催される神社の祭典に際奉納される獅子舞の、舞手が履くわらじです。コロナ禍で2019年から中止されていて5年ぶりです。

　わらじづくりは地域のお年寄りが若い人を指導しながら進められるので、技術の伝承の側面もあります。

　3連休の中日ということもありますが、中止されていた5年間の間に亡くなったり、高齢で参加できなくなった人もいて、今日の参加者は24人。5年前は38人でした。特に指導する人が少なくなってしまいました。そのため以前に収録した編み方の動画が先生でした。

5年前の写真。

わらじづくりはまず、稲わらを湿らせて杵でたたいて柔らかくします。これは力のある若い男性の仕事です。

編むのは、女性が中心です。ビールのカートンにわらじの骨格となる紐を掛けて稲わらを編み込んでいきます。この際に鼻緒をつけますが、体の手前に足の指を挟む前緒が付けられます。

　最後に鼻緒の前緒を取り付け、底の部分の藁を切り揃えて完成です。これは主にベテランの作業です。今日は約30足を編みました。私は5年前までは毎年参加していましたが、背中の筋肉を傷めているので見学でした。