大豆 | 北野農場便り

大豆

北海道長沼町の畑作農家が、遺伝子組み換え(GM)大豆を来年、商用目的で本格栽培する計画であることが、1日明らかになった。

びっくりである。私的には技術的に諸外国に後れをとる事には不安で、試験場などで大豆アレルギーなどを取り除くような遺伝子組み替え技術確立など、行うことまでは反対しないつもりだったが、今回の生産者が本格栽培をする計画の大豆は特定の除草剤に枯れない大豆で労働集約化をねらったものである。これは今の世論にはそぐわないことだと思うし、自分のことしか考えない変わり者の農場主にしか思えない。

大豆などの栽培では、草との戦いが栽培管理の大部分を占める。しかし、水田、麦、小豆、大豆、などと作付けするところを2~3年で取り替え、草取りをこなす機械を利用すると、圃場によっては除草剤を使わないでも栽培できる。栽培技術的に除草作業は問題解決できるのに、買い手に拒絶されているこの遺伝子組み替え大豆を栽培することは、北海道農業のイメージダウン、食のあんしん安全をめざす多くの生産者意志に反すると思う。

ではでは