道


進むべき道とは一体なんだろう

たいていは進みたいと思う道は

たくさんの人で溢れている

ふるいにかけられ門前払を受ける

だから進みたくとも進めない



やがて他の道を探して進んでいく

不本意な道を進みながら虎視眈々と

進むべき道へと続く脇道を探して

いつやってくるとも知れない

一生やってこないかもしれない

機会を待って準備していた者だけに

その機会が訪れることになっている


不本意な道で眺めた景色が

進みべき道のためにあったと

歩いた道はすべて自分が進むべき道だった

と思える瞬間が必ずやってくる





はじめての転職

何社か就職面接を受けて

やっと内定をもらった

就職面接はまるで恋愛のよう

こちらが好きでも恋は成就しないように

企業にも求めている人材像がある

それに合っていないと採用はされない

採用されないのは求める人物像と合っていないだけ

恋愛でいえばタイプじゃなかっただけで

本人に落ち度があるわけではない

そのままの自分を好きになってくれる人はいる


初恋の人と結婚をした人は少ない

たいていの人は失恋を重ねて

運命の人と結ばれる

結婚をしてみるとそれまで振られた人には

うまくいかずに振られてよかったと思える

だから自分を変える必要はない

必要なのは出会いの数







見上げれば


芝生の上に寝転んで

久々に晴れた空を見上げる

木々の葉は陽光に照らされて

まるで電球が光るように

鮮やかな緑色に輝いている

そよ風がやってきて

木々の葉を揺らす

葉と葉がこすれあい

心地よい音が私の耳に届く

目を閉じてまどろむ午後のひととき