世の中って、俺も何もかも含めて全部、見えないエネルギーでできている。常に関係し合っている。
中心がなくて、秩序があって、全部お互いを助け合って仲良く、より幸せになる方向に動いてる。
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自分のためにやると楽しくない。そこには真理があって、人間っていうのはみんなつながっているから、困っている人がわかるの。
つながっている人を引き上げるわけだよ。みんな手がつながっているから。だから、あなたの料理人としての目的は困っている人を助けるためなんだよ、多分。
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ビジネスの目的って何かって言ったら「人のために、何か役に立つために自分が生きる」ってことを教えることなんですよ。その道具として料理があるだけ。
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真理というのは、エネルギーと一緒だよね。
エネルギーは一言で言うと、人の役に立つってことなんですよ。
だから自分のためにじゃなくて、みんなのためにどうするか?
エネルギーを日本語で言うと、「人のために、正しく、仲良く」
これを基本理念にして、やることが楽しくなれば絶対成功するんですよ。
『なぜ星付きシェフの僕がサイゼリヤでバイトするのか?』
村山太一著より
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ミシュランの星付レストラン、東京目黒「ラッセ」オーナーシェフの村山太一さんが書いた本です。
「コロナでも黒字!」
「飲食業界の奇跡はなぜ起きたのか?」
という表紙のメッセージに興味を持ったので読んでみました。
上に抜粋した文章は、サイゼリヤ正垣泰彦会長と村山さんの対談の中で正垣会長が語った内容です。
コロナで大きな影響を受けている僕たち飲食業界ですが、「人のために、何か役に立つために自分が生きる」という大きな視点で考えると、今日、できそうなことが見えてきますね。
おはレインボー!