久しぶりに聴いたクレンペラーの第七番 第二楽章
記憶の中よりも、その歩みははるかに悠然としていた。
音は流れているのに、時は立ち止まっている。
自分の時間がゆっくりとクレンペラーに引き込まれていく。
落ち着いた時間を取り戻すには最高のテンポ。
老いも若きも、もっとベートーヴェンを聴いてほしい。
二百年以上前に書かれた楽曲でありながら、
その感動はいまなお色あせることはない。
クレンペラーの第七番第二楽章を聴いていると、
効率やスピードばかりを求める現代とは異なる
ゆったりとした時間の流れと、楽曲が持つ本来の品格に触れることができる。
音は流れているのに、時間は止まっている、
そんな不思議な体験を、一人でも多くの人に味わっていただきたい。
