宮城県栗原市の妙教寺お虫払い法要に参詣した。
八月の末の日曜日例年妙教寺ではお虫払い法要が奉執される。
以前はおなじ栗原の妙円寺は別に日に行われていたが最近同日に行われるようになった。
11時と14時でどちらとも同日に参詣できる。
妙教寺。妙円寺どちらも日興上人の御本尊を始め多くの歴代の上人の御本尊を所蔵されている。
日目上人の御本尊は数少なくなかなか拝見できない。今回は日目上人の御本尊を拝見に妙教寺に参詣した。
そこで、日興上人御書写の御本尊に「日蓮 在御判」がある事に気づいた。
(正確には「御判」とあったように思う)
これは「奉書写之」と御認(したた)めになっていなくても、大御本尊を書写したものであることがわかる。
なぜなら、十界曼荼羅を示したのであれば、「在御判」は不要だ。
日蓮大聖人の判形を写すことができないため、代わりに「在御判」とされている、と考えられる。
言い直せば、写そうとして写せない部分を在御判と代わりに御認めである。