ガンダーラは現在のアフガニスタンだ。インドの西に位置する。
中学校の記憶では
ギリシア文明と仏教が融合したような事をならった。一世紀から五世紀に栄えたそうだ。
このアフガニスタンで最古の大乗経典が発掘されているそうだ。
また、仏像の起源もここにあると聞く。
従って、大乗仏教はここで起こった、と考える人がいるようだ。一世紀のことらしい。
小乗経典の最古の物は、セイロン島のパーリ語で紀元前一世紀と言われる?
(パーリ語の最古はけっこう怪しいらしい。全く信用しない人もいるようだ。従って正確なことは分からない)
セイロン島・ガンダーラの発掘が正しいとすると、インド圏の西の果てと、インド圏の南の果ての島で年代を比べていることになる。
そうであれば論外である。文字化した勢力が、どちらに早くいたかだけの問題になる。
文字化が伝播したのであれば、セイロンからガンダーラまでの道筋での発掘があることになる。
また、パーリ語が小乗経典だけだとしても、現代でも大乗教国と小乗教国に別れている。当時も別れていても不思議では無い。
発掘された経典の古さを比較して考察することは、ちょっと無理があるかもしれない。
ちなみに最古の小乗経典はガンダーラ近くのアフガニスタン・ハッダ出土との話もあるようだ。一世紀頃だそうだ。